妻に浮気を問い詰める前に、あなたが知っておくべきこと

　浮気を問い詰めるためには証拠が必要です。

　でも、証拠というのは、たとえば二人でラブホに入ったなど、絶対的に否定のしようのないものであればよいのですが、大抵の場合は、それだけでは「絶対」といえないことが多いです。

　たとえば、携帯メールのなかに、｢スキ｣とか「会いたい」といった、浮気していることを推察できる内容があったとしても、それだけでは、浮気を認める妻はいません。

　「そんなの、友達がふざけて送ってきたメールよ」とか、「仕事上の用事があって「会いたい」っていってるだけよ」とかいろいろ言い逃れをされてしまうことが多いのです。

　そこで、証拠を示す場合には、以下の二つの点に留意してください。

1　証拠は少なくても2点以上、違った種類のものを用意すること

2　証拠はできるだけ｢後出し｣にすること。

　まず、1についてですが、これは例えば、奥様の携帯をチェックしたときに、「〇月〇日に会いたい」という内容があったとします。

　でも、そのメールだけで問い詰めたりしたら、｢仕事の打ち合わせで会うだけ｣などと言われて終わりです。

　そこで、たとえば奥様が車で移動される方の場合であれば、あらかじめGPS端末を車にセットしておいて、本当はどこに行っていたかを追尾できるようにしておきます。

　はじめのメールとGPSの走行記録があれば、奥様の言葉に嘘があることは明白ですから、もう言い逃れはできませんよね。

　このように、ひとつの証拠だけで浮気を確定させるのではなく、パートナーの行動を裏づける形で、複数の証拠を確保することが大切なのです。

　また、「現場を押さえれば大丈夫ですよね？」とおっしゃる方がいます。

　もろちん、ふたりがラブホテルから出てきたところを押さえることができれば、決定的な証拠といえます。

　でも、仕事の後に相手の自宅に通っているようなケースも少なくありません。

　そういうときに、一度だけそこに乗り込んだとしても、「たまたま見かけて、車で家に送ってあげただけ」とか、「ちょっと話をしていただけ」などと、あれこれ言い訳をされてしまうことは目に見えています。

　ですから、そのような場合には、３回程度は通っていることを確認してから話し合いの場を持ったり、状況によっては、そこに乗り込むようにするとよいです。

　すると、「たまたま見かけて・・・・」と言い訳をしたときにも、「だってオマエ、○月○日にもここに来てるし、その前の○月○日にも来てるじゃないか。全部知ってるんだよ』と切り返すことができます。

　つまり、浮気を認めさせるチャンスは一回ですが、その準備は周到にしておかなければいけないということなのです。

　次に、2の『証拠はできるだけ｢後出し｣にすること』についてお話します。

　先に証拠を見せて問い詰めてしまうと、どうしても、それにあわせた言い訳をしたり、ウソをついたりされてしまうので、はじめに軽く話しを振ってみて、奥様がウソをいったあとに、証拠を見せて、それがウソであることを証明する、というようにします。

　たとえば、『近くのショッピングモールにいってくる』と、出かけていった奥様の車に、あらかじめGPS端末を仕掛けておいたら、浮気相手と水族館に行っていたことが判明したとします。

　この場合、直接問い詰めるのではなく、わざと、「今日は買い物でいいのがあったかい？」などと軽く振ってみます。

　すると奥様は、あなたに怪しまれないような、何かしらのウソを言うでしょう。

　「バーゲンで掘り出し物を見つけちゃった」とか、「なかなか気に入ったのがないのよね」といった具合です。

　このように、先にウソをつかせることがポイントです。

　一度ついたウソは、もう取り消しはできません。

　バーゲンで買い物をしたくて水族館に行く人はいませんよね。

　そういう状況に持ち込んでから、「・・・・実は俺、知ってるんだけど」と切り出せばいいのです。

　バレてしまったウソの上に、ウソは通用しません。

　本当のことをいうほかはなくなります。

　以上の２点、心に留めて置いてくださいね。







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