浮気調査に使えるGPSについて①

イラストGPSは、カーナビと同様に衛星の電波を受信し、現在地を調べたり、行動軌跡を記録したりできます。

GPSにはリアルタイム検索型とロガー型(データ記録型)があります。

それぞれに機能が違いますので、目的や用途にあわせて選ぶ必要があります。

(最近は、両方の機能を同時に備えたモデルも出てきています)

このページでは、リアルタイム検索型のGPSについて説明します。

■ロガータイプ (軌跡データ記録型)GPSについてはこちらをご覧ください

■リアルタイム検索型GPS

リアルタイム検索型GPSは、今現在、そのGPS端末がどこにいるかをリアルタイムに教えるタイプです。

最近は比較的低料金で、レンタルで借りれるGPSも多数出てきました。

レンタル会社をいくつか挙げて、リンクを貼っておきます。たとえば・・・・

イチロク

GPSネクスト

GPSスタート

イチドコ

サーチテック

いずれも最新の高性能GPSを、3日程度から3か月くらいまで、希望にあわせて全国どこでもレンタルで利用できます。(自宅に送られると困る方は、郵便局留めも可能なところが多いです)

使い方は各社ほとんど同じで、本体にはマグネット(磁石)がついていて、車の底の金属部分などに固定して使います。

車が移動すると、パソコンやスマホの地図上で現在の居場所や移動経路を表示させることができ、夫の行動を把握したり、尾行に利用することができます。

以前は車の尾行などは、対象者を見失わないように、たいへん神経を使う作業でしたが、GPSがあれば、対象者と距離を置きながら安全に追尾することもできますし、たとえ見失っても、車のいる地点に急行して調査を継続することもできます。

また、駐車場に車を停めてデートしている場合は、その車の位置がわかるので、見えるところで待ち伏せをして、ふたりが車に戻ってきたところを撮影したり、場合によっては突撃で現場を押さえることもできます。

以上のような理由から、プロの探偵にとっても、リアルタイム検索型GPSは必須アイテムになっています。

また、GPS機能つきの携帯やスマホでも、同様のことができます。

ご相談の中でよくお話を伺うのは、docomoのキッズ携帯など、子供向けのGPS携帯を利用される方が多いですね。

(キッズ携帯はDoCoMoの呼称です。auはジュニア携帯、ソフトバンクはみまもり携帯と呼ばれます。いずれも機能は同様で、対象が今現在どこにいるか、持ち主の居場所を調べたい場合に使用します。

ドコモのキッズ携帯について、リンクを張っておきますね)

※なおキッズ携帯でGPS機能を利用するためには、イマドコサーチと呼ばれるサービスに申し込みが必要です。(月額使用料:210円。検索料は1回あたり5.25円です)

契約者のスマートフォンまたはパソコンから地図で居場所を確認できます。パソコンから居場所を確認する場合には、My docomoにログインする必要がありますので、IDやパスワードがわかることが条件です)

 

携帯を車に設置する際は、GPSケースが必要です

レンタルタイプのGPSはマグネット内蔵のものが大半ですが、キッズ携帯などはそのままでは車に設置できないので、『GPSケース』または『GPSボックス』と呼ばれるマグネットのついた金属製の箱を別途用意して、それに携帯を入れて、車の底の金属部分などに固定します。

写真はGPSケースの一例です。

白く光っている部分が磁石になっています。箱のふたが開いて、中に携帯を入れることができます。

磁石とはいえ大変強力で、振動で落ちるようなことはありません。

GPSケースはアマゾンや楽天などの通販で簡単に手に入ります。

価格は3,000円前後からあります。ケースのサイズはいくつかありますので、お持ちの端末が入るサイズを選んで購入してください。

 

車の底部に設置するときの注意点

最近の車は、底部においてもプラスチック部品が多く、金属部分が限られていますので、あらかじめ設置できる場所を探しておくことが必要です。

注・マフラーや排気パイプなどの高熱を発する部分やその付近には設置しないようにしてください。

設置する車が車検や点検を控えている場合はご注意ください。リフトアップして検査を行った際に、GPSが見つかったり、外されてしまう場合があります。

また、車マニアの方で自宅にガレージやリフトの設備を持っている方などの場合も、整備中に見つかってしまう危険があります。以前にも、オイル交換中にバレてしまった事例がありました。

なお、車高を極端に下げている車などは、地面とこすれたときにGPSが外れてしまったり、壊れてしまうことがありますし、そもそも取り付け自体が非常に難しかったりしますので、そのような場合は底部への設置は見合わせたほうがよいと思います。

 

車内に仕込む際の注意点

車の底部に設置することが難しい場合は、やむを得ず車内に仕掛けることになります。

座席の裏側など見つかりにくい場所に仕込んでおきます。

GPSケースに入れる必要はありませんが、振動でカタカタと音がでないように、タオルやハンカチなどでくるんでおくことも一案です。

また、キッズ携帯などの場合は、当然ですが音やバイブが鳴らないように、サイレントモードにすることを忘れずに。

ただし、緊急地震速報とかJアラートが発令されると、サイレントモードであっても、音が出てしまいますので、ご心配な方は、レンタルタイプの専用GPSのほうが良いと思います。めったにないことだとは思いますが、念のため、書き添えておきます。