浮気の証拠を録音するときの注意点

夫婦の話し合いや相手女性と会う際に、ボイスレコーダーを使用する方が増えています。

たとえば、浮気の慰謝料などの条件で合意したときに、あとから話を覆されてしまうことがないように、そのときの会話を記録しておくことは、理にかなったことと言えます。

また浮気を問い詰めたときに、相手がどんなことを言っていたか、あとからその内容に嘘がないか検証するようなときにも、ボイスレコーダーは非常に有効です。

録音する際には、あらかじめ相手にも同意を得てからスイッチをいれる場合と、相手には伝えずに、こっそりと録音する場合がありますね。

浮気の場合は、ほとんどが後者になると思います。

また、ふたりで話し合いをする時だけでなく、夫のカバンや車の中にボイスレコーダーを仕掛けて、女性と会っている様子を録音したり、単身赴任の夫の部屋に仕掛けて、女性が訪ねてきたり、電話で話をしていないか探るために使用することが多いです。

私のご相談者様のケースでは、夫のカバンにボイスレコーダー(USBメモリくらいのサイズ)を仕掛けたところ、相手女性のもとに向かう様子が克明に録音できた事例があります。

その方の場合は、夫が相手女性と会うためにタクシーを拾い、運転手に行先を伝え、タクシーを降りた後に女性が待つマンションに向かい、エレベータに乗り、数秒後にドアが開く音がして、そのあとに廊下を歩く音、ドアをノックする音、ドアを開けて女性が迎え入れる様子、女性との会話や性交渉におよぶまでの様子がすべて記録されていました。

正直、これだけでも立派な証拠になりますし、音からでも、その女性がどのあたりに住んでいて、どのマンションの何階にいるかといったことまで、かなり正確に推察できます。

ボイスレコーダーにはさまざまな種類があります。

話し合いを録音するだけなら、普通に電気屋さんで売っているものや携帯の録音機能でも十分ですが、バッグなどにこっそり仕込みたい場合は、できるだけ小型で充電が長持ちするものを購入したほうがよいでしょう。

最近は、USBメモリ程度の大きさで、10時間以上の連続録音ができるものがアマゾンなどで1万円以下で売られています。

アマゾンの参考商品のリンクを貼っておきますね。

なお、相手との会話が始まってからの操作は、怪しまれてしまうので一切出来ないと思いますので、あらかじめ録音スイッチを入れたままにしておくようにしてください。

機種によっては、会話が始まってから自動的に録音が開始になる機能がついているものもあります。この機能があれば、ずっと録音状態にする必要がないので、バッテリーも持ちますし、録音する容量も無駄に消費せずに済みます。

会話を録音する際には、録音した日付などは自動的にデータとして入りますが、できれば会話の中で、そこに立ち会っている人の名前などを盛り込んだりして、あとから音声を確認したときに、それがいつ、誰と話し合っているのか確認できるようにしておきましょう。

また、すべての会話が記録されるということは、逆に、あなたの発言も相手の証拠にされてしまう恐れがあるということです。あなた自身に不利になってしまうこと、特にお金のことや重要な内容については、不用意な発言はしないように注意してください。

録音した内容は、あとで必ず確認を行い、パソコンなどに別途保存するか、さらに念をいれるなら、USBメモリなどにバックアップしておくことをお勧めします。