浮気相手に夫を奪われた妻の手記⑤

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私はこの時、まだ気がついてなかったんです。

すでに、わたしの幸せは崩壊に向かって加速していることを・・・。

 【解説】 

ここまでの過程で、Y子さんの行動、思考を振り返ってみましょう。

Y子さんは、夫の浮気相手から届いたメールを、「悪質なイタズラだ」と判断して、1ヵ月ほど放置する選択をしてしまいました。

ここで、Y子さんが自分自身の思い込みによって、状況を正確に認識することをスルーしてしまったことが、事態を悪化させるひとつの要因となっています。

こういうメールは、いわば相手女性からの宣戦布告ですから、自分の思い込みで処理せずに、その状況がイタズラや間違いなどではない、まぎれもない「事実」であることを、しっかりと認識しなければならないのです。(もしもホントにイタズラや間違いであるなら、どのみち後ではっきりすることですからね)

次に、そのメールの意図するところを読み取る必要があります。

単純に文面の内容を読むだけではなく、それを書いた人物の背景にある事情や心理状態まで推察していくのです。

たとえば、このメールで相手女性は、あえて浮気の事実をY子さんに暴露して、愛し合っていることも告げたうえで、
かなり強引に離婚を要求していますよね。

普通、こんなメールを愛人が妻に送ろうとしたら、夫は止めるはずだと思いませんか?

実際、夫にとって何のメリットもないですよ。

たとえ夫自身も離婚するつもりでいたとしても、この段階で妻には言えないはずです。

それをあんなメールでいきなり妻に暴露されたら、夫のこれからの展開は、修羅場&地獄絵の(((;゚Д゚)))ガクブル間違いなしですからね。

つまり、相手女性は、Y子さんの夫には黙ったまま、独断でメールを送りつけた可能性が高いということです。

おそらくY子さんのメルアドも、夫の携帯から無断で調べだしたのでしょう。

これだけの行動に出るということは、(続きはこちら)