さて、外国人の方が、日本で生活される中で文化や食事、習慣などの違いにストレスを感じて、その逃げ口として浮気やギャンブルなどに走るケースは少なくありません。
中には、夫婦においても十分に言葉のコミュニケーションがとれず、物事に対する受け止め方の違いが壁となって、なかなか理解しあうことが難しいという方もいらっしゃいます。
実際、加奈子さんも、『夫は日本での習慣の違いに戸惑い、話しができても字が読めなかったり、頑張っても認めてもらえないことに疲れているようです。また、夫婦の関係についても、日本とイランの違いがかなりあるので。(それは、私にもちょっとストレスですが・・・)』とおっしゃっていました。
そうなると、なおさら言葉や文化の意識が通じる外国人同士でコミュニケーションを図るようになってしまい、そこから浮気につながる恋愛感情が芽生えたりすることもあります。
また、これは相手が外国人に限ったことではないのですが、夫婦といえども(というより、夫婦だからこそ)、コミュニケーションは重要です。
よく『言わなくてもわかっているはず』という方がいらっしゃいますが、どんなに愛し合って一緒になった夫婦でも、言わなければわからないこともありますし、言葉として伝えられてこそ、心が安心できる、ということもあります。
まして、日常生活のなかで、ときには喧嘩したり誤解したり、思いがすれ違ったりすることは当然のことですから、 普段から心に思っていること、感じていることを溜めないで、愛情と勇気をもって、相手を信じて言いたいことは言い、自分が反省すべきことは反省して、日常の中で、こまめに心のズレを補正していくことが必要です。
夫婦というのは、ともに生きる時間の積み重ねの中で、そういう心のズレを補正しながら、シンクロ(同調)していくものですからね。
加奈子さんは、その点については、以後に交わしたメールの中で、次のようにおっしゃっています。