そして昨日、すべての条件が揃ったので、牧口さんのアドバイスを思い出して話し合いにもっていきました。
主人は最初、「彼女とはお酒を飲んだり、食事をしただけだ」と否定していましたが、Nさんが「A子はすべて認めて、僕に話してくれました」と言うと、もう言い逃れは通用しないと思ったらしく、ついに浮気を認めました。
私の中ではすべてシナリオができていたので、主人と話しているときも、不安や迷いもなく、毅然として向き合うことができました。
話し合いのあと、主人は、相手女性と別れるための電話を、私たちの目の前でしてくれました。
主人も、相手男性があらわれたことで、かなり気持ちが引いたようでした。
その後、主人は泣きながら私に謝罪して、『やり直したい。二度と浮気はしない』と約束してくれました。
これからは、主人と2人で努力をし、お互いが再び信じあえる関係を築いていきたいと思います。
牧口さんには、こんなに親身に話しを聞いていただけるとは思ってもみませんでした。
今まで支えていただき、本当にありがとうございました。
【補足解説】
Hさんと彼は、交際中ではありましたが、結婚の約束はしていませんでした。
A子さんと連絡先を交換してHさんに釘を刺されたときも、彼としては「友達として仲良くすることは自由だ」という主義で、問題になるとは思っていなかったようです。
またHさんも彼を束縛することは本意ではなかったので、目をつぶっていたところがあったようです。
彼のように、「結婚前なら、、、、」という建前で自由恋愛を主張する男性は少なくありません。
でも、いざ結婚したあとに、その女性たちとの関係が清算できず、新婚当初から不倫関係が発生してしまうということも決して珍しくないのです。
もちろん、結婚したからといって、異性との交流を一切断つというのも極端な話だと思いますし、夫婦で許容しあえる範囲であればかまわないとは思いますが、少なくても、秘密になるような関係は、結婚生活においてはNGであることを心に留めておく必要があるでしょう。
なお、文中でHさんがおっしゃっていた「浮気相手の身内を味方につける」という方法は、本来であればダブル不倫のときに、浮気相手側の配偶者にその事実をつたえて、双方から浮気を終わらせていくというものです。
今回はその応用だったわけですが、相手女性のフィアンセがご主人の目の前に現れたことは、やはり相当なキメ手になったと思われます。
A子さんは、「今回の浮気が最初で最後だと信じたいです。正直、次はないですので、二度と繰り返さないでほしいです」と仰っていました。