探偵に浮気調査を依頼する前に大事なことは、まずあなた自身が、『何を知りたいのか』『どんな証拠を手に入れたいのか』について、ある程度のイメージを持っておくということです。
あなたは『雇い主』なわけですから、この2点ははっきりと探偵側に伝えて、目的を明確にしておくようにしましょう。
ところが、多くの人はそのあたりが曖昧なままに、『相手はプロなんだから、まかせておけばいいだろう』と思ってしまいます。
まぁ、まかせておいても、調査をすればそれなりの結果は出ますし、『素人が余計なことを言わないほうがいい』とお考えの方もいるかもしれませんが、、、、
でも、探偵側にしても、依頼者であるあなたが何を知りたくて調査をしたいのか、どんな証拠を撮ればいいのか、つまりあなたの『目的』を知ることはぜひとも必要なことです。
たとえば、「事実を知りたい」というのは当然として、調査結果を踏まえて夫に浮気を認めさせたいのか、相手に慰謝料を請求したいのか、離婚を有利にしたいのか、あるいは夫と相手女性が肉体関係を持っている証拠が必要なのか、それともデートしたり二人が接触していることがわかればいいのか、あるいは相手女性の名前や自宅や仕事先まで知りたいのか、要はあなたがどこまで望むのかによっても、どこまでやるかが変わってきます。
どこまでやるかが決まれば、一度の証拠では不十分なので、複数回の調査をしようということになるかもしれないし、どこから調べていくかの順序も変わってくる可能性があります。
もしも相手女性を訴えて慰謝料請求したいなら、とにかく相手を特定しなくてはいけないので、デートの写真だけをとっても仕方がありません。
当然、デートの後に、今度は女性が帰宅するまでを尾行し、その女性が何処に住んでいるのか、名前は何というのか、アパートなのか一軒家なのか、既婚者なのか一人暮らしなのかといった情報もある程度把握することが必要になります。
相手のことがわかればわかるほど、より具体的な対応策を考えることができますし、あなたにとって有利になります。
ですので、探偵に依頼する際には、あなたがどういう事実を知りたくて、どんな証拠が欲しくて、得られた証拠によって、あなたはこれからどうしたいのか、という部分まで全体的な流れとして俯瞰してみることは、非常に大切なことです。
そのようなベースができたうえで、その調査をどの探偵に依頼するか、どのくらいの費用をかけて、どのくらいの期間調べるのか、具体的な探偵選びに入っていくことになるのです。
