【クライアント様からのメール】
夫が不倫をしていたことは、すぐに分かりました。
嘘をついて出掛けようとしたり、携帯を肌身離さず・・・バレバレでした。
ロックはしてなかったので、寝ている間に自動転送を掛けました。
不倫相手からのメールはすべて私の携帯に送られてきました。
読んでいて呆れ果てるような内容の数々。
数日後に私の携帯を開いて、そのメールを夫に見せたら、『オレにはプライバシーはないのか!もううんざりだ。お前とは別れる!』と、今まで見たこともないくらいの勢いで逆ギレされ、離婚を宣告されました。
さすがにやりすぎたと思った私は、携帯を見たことを謝り、不倫相手と別れて欲しいと訴えましたが、それから私を無視するようになりました。
どうしてよいかわからず、途方に暮れていたのですが、牧口さんにいろいろとアドバイスを頂いて、私はとても強くなりました。
今では『離婚する』なんて言われても、ちっとも怖くないです。
慰謝料に養育費、貯蓄や財産の半分は私のもの。
このまま不倫を続けることも、離婚することも、夫にメリットはありません。
それをわからせればいいだけですよね。
今では強くなった私の様子に、逆に夫はおとなしくなり、離婚を口にすることもなくなりました。
不倫相手との関係もバレバレになっているので、これからしっかりと別れさせるようにしていきたいと思います。
《ワンポイントアドバイス》
上記のご相談者様は、ご主人の携帯のメールを、自分宛にメール転送させたんですね。
これらの方法は、ぶっつけ本番で行うのではなく、十分にリハーサルをおこない、事前にしっかりテストしてから実行するようにしてくださいね。
また、そうして確保できたメールをいきなり夫に突きつけるというのは、逆ギレや開き直りを誘発することになりますので注意してください。
今回のケースでは、メールをそのまま夫に見せてしまったことが災いし、離婚を宣告されてしまったわけですが、実際に夫が離婚をしようとすれば、夫として、父親として、大変な義務と責任を背負うことになり、時間と労力を伴う結果となります。
しかも、不倫している夫の場合、いわゆる『有責配偶者』ですので、基本的に自分から離婚を申し立てることはできません。
いくら逆ギレされて、『お前とは離婚だ!』といわれても、妻の同意がないかぎり、実効性はないので安心してください。
ただ、ご主人が勝手に離婚届けを出してしまうことがないように、不安な方は念のため、今お住まいの役所のほうに、離婚届けの不受理申請をしておくことをお勧めします。