恋愛成就:彼があなたに恋するように仕向けたいなら②

ある女性から寄せられた、『彼が自分にもっと恋してくれるように仕向けていくにはどうしたらいいですか?』というご相談・・・・

今回はそのテーマの2回目なります。

前回(1回目)はこちらです。


イラストさて、彼にあなたのことを意識させることに成功したら、次の段階に進んでいくことになりますが、ここで注意していただきたいのは、決して自分から近づきすぎない、ということです。

あなたは彼のことが好きで、どんどん積極的に近づいていきたい、と思っておられるかもしれませんが、はじめからあなたがその調子でいってしまうと、あなたの感情に対して、彼の感情が追いつかない状態となり、かえってお二人の気持ちのあいだに違和感が生じてしまう場合があります。

たとえば、あなたがウィンドウショッピングをしているときに、「あっ、これ、いいな~」となんとなくその商品の前で足をとめた瞬間、店の奥から店員が駆け寄ってきて、「これいいでしょう? 今が買いですよ」と、その商品をしきりに勧め始めたら、あなたはきっと買う気をなくして店の前から立ち去るでしょう?

それと同じで、人と人との間に生じる感情の温度差というのは、相手が求めている以上のペースで接近してしまうと、その温度差は縮まるどころか、さらに広がってしまう結果となるのです。

相手に与えていく場合でも同じです。

初めからすべてを与えてしまうよりも、相手が求めている分に対して、その半分~7割くらいに抑えて少なめに与えていくほうが、相手の気持ちはより高まっていく傾向にあります。

たとえば、化粧品の試供版とか、ゲームソフトの体験版などがそうですが、だいたいは、もっと使いたい、もっと遊びたいと思うところで、ここから先は有料ですよ、といって『購入』する気を起こさせるようにしますよね。

あれは、ある程度与えて止めることによって、もっと欲しい、という感情を起こさせ、『商品の注文』という次のアクションに移させているわけです。

人間関係でも同じです。

彼にあなたのことを夢中させたいなら、彼の要求することの半分か6割くらいまでは応えてあげて、あとの分はおあずけ状態にしておくのです。

そうすれば、彼の頭の中には、いつもあなたの存在が残ります。

いつもあなたのことを考えるようになっていきます。

この、いつも考えるようにさせる、ということはとても重要です。それから、あなたはいつでも彼の前にいるようなことをしてはいけません。

ときどきは彼の前からあえて姿を消すことです。

そうすることによって彼は、「今日はどうしたんだろう?姿が見えないな」とか、「せっかく会いたかったのに、今日は話ができないのかな」といった、一種の不安や失望感を感じさせるのです。

そうすると、彼はもっとあなたのそばにいたいと思うようになります。

いつもあなたが会えるときに会えて、そばにいてほしいときにそばにいないと、彼の脳は、あなたのことが「思うようにいかない、手に入りにくい存在」と認識するようになります。

これは男性でも女性でも同じようにいえることですが、人は、手に入りにくいものほど、手に入れたいという欲求を持ちます。

プレミアムというんでしょうか、手に入りにくいものほど、希少価値があるとされて、値段が高くなっていきますよね。それと同じです。

ただし、彼がシビレを切らすまでジラしてはだめです。

彼があきらめてしまうほどに姿を消してはダメですし、彼の想いがさめてしまうほどに手に入らない存在になってはダメです。

タイミングや状況を見ながら、すこしずつ彼の心をたぐりよせていくのです。

ただこれらの方法は、使い方を誤ってしまうと、あなたにはまったくその気がないのに、どうでもいい男に変な好意を持たれてしまうこともあります。

相手があなたに抱く感情が、単純に好意だけで終わればよいのですが、そこからストーカーやセクハラ問題に発展してしまうこともあるので、充分に注意してくださいね。

あと、さきほどの助けを求めるときの話で、到底、彼が解決できないような難しい問題をぶつけてはダメですよ。

助けてあげようとして近づいてきた手前、彼はもうあなたを助けなければ引っ込みがつかないのです。

そこで手に負えない問題を与えて返り討ちにしてしまうと、しばらくあなたのそばには近づいてこなくなるでしょう。

あなたに頼りない男、と思われるくらいなら、姿を消したほうがマシだと思うからです。

ヒーローになりそこなった男性の心というのは、とにかくガラスのように壊れやすくて、半分いじけモードですから、どこかの隅で凹んでいるのを見つけたとしても、そんなときに間違っても駆け寄って、「ゴメンナサイ。私が余計なお願いをしてしまったから」とか、「気にしないでね。あなたが悪いわけじゃないわ」とか、「もう大丈夫よ。自分でなんとかできるから」などと言ってはいけませんよ。

そういう言葉は慰めどころか、彼の心にトドメを刺すことになりますからね。

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