たとえば彼とドライブしている途中に会話が途切れてしまい、なんとなく空気が重くなってきたとか、会話しているときに、ちょっと意見が衝突したり、彼の言葉にカチンときてしまって、つい無口になってしまったりして、気まずい雰囲気になってしまうことって、ありますよね。
中には、そういう無言の雰囲気になるのを避けるために、彼と一緒のあいだ、ず~っとぺちゃぺちゃしゃべり続ける方もいるようですが、それも疲れてしまうでしょうし、彼にもうるさい女だと誤解されそうですしね。
で、実際に気まずい雰囲気の真っ只中にあるときって、実はあなた以上に、彼のほうが焦っている場合が多いんです。
やっぱりデートのときには、あなたを楽しませようと、彼なりに気を使っているでしょうし、その彼にとって、気まずい雰囲気はお金を払ってでも解消したい気持ちでいるはずです。
きっと彼は内心「困ったな、なんとかしないと・・・・」と、焦りながらも、どうしていいかわからず、頭が真っ白になっているかもしれません。
そういうときは、あなたがちょっとだけ、助け舟を出してあげてください。
で、実際、どうやるかというとですね、基本的に、気まずいな~とあなたが感じるような雰囲気になってしまったときには、まずあなたが自分自身の意識をぽーんと別なところに外してしまうことです。
つまり、今の重たい空気をはじくように、楽しかったことや、前に見たお笑い番組のネタでも思い出して、自分自身の思いの中から『気まずい』という部分をはじき出してしまうことです。
それはもう、無理やりでもいいんで、強制的にやってしまってください。
そして次に、彼の意識を別なところにもっていくように、彼が食いついてきそうな話題を振ります。
できるだけ興味がある、話したいテーマに持ち込むといいですね。
ただ、あからさまに昨日の野球の話とか、新聞の三面記事の話をしても、あんまり話が盛り上がらないこともありますので、たとえば、前にデートしたことがあるなら、そのときに行った場所の話しとか、「あ、この道、前にも通ったことあるんじゃない?」とか、「あ、あの店、こんなとこにもあるんだ~」とか、ちょっと空気を変えるきっかけとなる話題なら、なんでもいいんです。
あるいは、携帯に彼の写真があったら、それを撮ったときの話をしてみるとか、初めてのデートなら、これから行くところとか、帰りの途中なら、遊んでて思ったこととか、また会うことが決まってるなら、こんどこういうお店に行ってみたいなぁ、とか、なるべく二人の間であったことで楽しかったことや、これからやりたいことなどを話題にするとよいでしょう。
ただ、あなたが一生懸命に話しかけたとしても、ただ男性陣の多くは、即答でアドリブが効かないことが多く、急に話を振られたりするとなんと答えてよいか言葉がでてこなくて、会話が続かないとか、曖昧な返事しかしてくれないことがあります。
特にシャイな男性ですと、そういうのは日常茶飯事です。
で、もしも彼が「う、うん」とか「ああ、そうだね」みたいな、気の効かない返事しかできなかったとしても、どうか不快に思わないでくださいね。
彼はあなたが嫌いなわけではないし、無視しようとしてるわけでもありません。
ただ、彼はあなたの言ったことにアドリブで返事ができないだけです。
ですので、あなたのほうが一枚上手になったつもりで、かまわずどんどん話しかけをしてみてください。
話はじめれば、彼も次第に気まずかった感情が薄れていくはずです。
また、もしもあなたのほうに少し、気持ちの余裕があるなら、ちらっと笑顔を向けてあげるとか、笑って見せるとかして、「もう私は平気だよ」とか「気にしてないよ」というサインを、彼に向けて発信してあげることです。
すると彼も、二人の間の空気の重さが薄らいでいくのを感じて、あなたが賛成するようなことや、喜びそうなことを言ったり、あるいはちょっと手をつないだり、頭をなでたりといった軽いスキンシップをしてくることでしょう。
それは彼からの気まずさ脱出了承のサインです。
そして、彼がぽつりぽつりとでも話をし始めたら、その話にうなづいたり、相づちをうったり、彼の話を広げてあげるために少し質問したり、あと、わざとちょっと頼るような、相談するようなことを言ったりするのも、気持ちを共有する効果があります。
あるいは、もっと単刀直入な方法として、彼と二人でいて「気まずいなぁ」と感じたときには、もう自分からそういうのを口に出して言ってしまう、という手もあります。
「あ~、なんか私緊張しちゃって、無口になってる~ごめんね~」みたいな感じで今の自分の状態をバラしてしまうのです。
そうすると彼も、「うそ、まじ?実はさ~、オレも超緊張してんだよな~」みたいな返答をしやすくなって、気まずい雰囲気さえも、二人の間で共有している気持ちになって、親密感が増したりします。
あるいは、彼のリアクションがとても薄い場合、会話が続かずに空気が重くなってしまうことがあるので、そういう場合は、無言でいることも返答の一つだとして、その先の会話につないでしまうというテクニックもあります。
たとえば、二人で何かショッピングしているとき、
あなた「あ、こういうの可愛くない?」
彼「・・・・・・(無言)」
あなた「う~ん、かわいくないですかぁ。だめですか~」
彼「・・・・・(無言)」
あなた「そしたらこれ。これならいけそうでしょ?」
彼「・・・・・(無言)」あなた「なんやねんな~これもあかんか~?(わざと関西弁)」
みたいな感じですかね。
要は、彼が空気を変えてくれるのを待っていても、彼にはそれだけの余裕がないかもしれないですし、その術を知らないかもしれません。
そういうときは、あなたがサラリと空気を変えて、一緒にいることが楽しいよ、というサインを発してあげましょう。
きっと彼の中で、あなたの株がさらに上がっているはずですよ。