あなたが何かを成し遂げようと思うとき①

たとえば、あなたが意中の人に声をかけたいとか、できたら恋人になりたいとか、結婚したいとか、あるいは、恋愛でなしに、何かの資格をとりたいとか、仕事で成功したいとか、お店を持ちたいとか、お金持ちになりたいとか、世界一周旅行をしたいとか、要するに、あなたが何らかの願望を抱き、それを成し遂げたいと思うときには、ぜひ心にとめておいていただきたいことがあります。

これはとてもシンプルなことですが、多くの方は気がついていません。

この方法をマスターしたら、あなたのやりたいことは、驚くべき速さで次々と実現されていく可能性が非常に高いです。

ですからあなたがこのことを知るのは、とても意義があると思います。

あなたは、何か手に入れたいものや、やりたいことがあって、それを望むとき、頭の中で「ああ、こうなったらいいな」と思ったりしますよね。

でもその時点では、あなたが頭に思い描いているイメージはまだおぼろげで、具体的な形を成していないことがほとんどだと思います。

彫刻でいえば、細部が彫られていない、荒削りの形ができた状態です。

その状態においては、あなたの脳は、まだあなたが何を望んでいるのか、どんなふうにそれを実現したいのか、本当のところは理解していません。

あなたの願望を叶えることに対して、まだ脳が働いていない状態なのです。

そこでまず、あなたはあなた自身の脳に対して、その願望を明確に認識させ、命令を与える必要があるのです。

「自分で自分の脳に命令するなんて、なんかばかみたい」と、思うかもしれませんが、これは実はとても大事なことです。

心理学的に言えば、あなたが「こうなったらいいな」と思うことは、顕在意識とよばれる覚醒した意識下の領域で認識されています。

でも、あなたがあえて、自分自身に命ずるということは、実は顕在意識を超えて、潜在意識の中にまでも浸透し、その命令を認識させることにつながります。

すると脳というのはとても忠実で、優秀なコンピューターですから、あなたの命令に従い、全能力をもって、その方法を見つけ出そうとします。

それこそ、電車の中でも、街中でも、会社でも、友達と話しているときでも、本や新聞を読んでいるときでも、ネットをしているときでも、ご飯を食べているときでも、お風呂にはいっているときでも、眠って夢を見ているときでさえ、意識下、無意識下を問わず、その答えを探し続けます。

そのとき、脳が探しつづける答えというのは、あなたがどんな命令で検索を命じたか、によって大きく違ってきます。

要するに、キーワードが問題なのです。

たとえばあなたがパソコンで何かを調べたいと思ったとき、検索エンジンに打ち込むキーワードが見当違いのものだったら、知りたい情報はとりだすことができませんよね。

同じように、正しい情報を得るためには、正しい検索のしかたをする必要があります(当然ですね)

そして世の中のすべてのものごとには、実は、『正しい方法』というのが存在します。

恋人とうまくいく方法も、上手な車の運転のしかたも、おいしい料理の作り方も、幸せな結婚生活を営む方法にも、すべて正しい方法があって、それを遵守してこそうまくいくのです。

ですが、現代は情報社会であり、さまざまな情報が洪水のようにあなたのもとに流れてきます。

正しい情報とともに、正しくない情報もオニのように氾濫しています。

あなたの検索の仕方が悪いと(つまりキーワードが間違っていると)、あなたの脳は、正しくない情報もどんどん吸収してしまい、正しくない方法によって、正しくない答えを導きだしてしまうのです。

では、正しいキーワードで検索するには、どうしたらよいのでしょうか。

それには、とても重要なポイントがあります。

それは、あなたが何かをしたい、成功したい、問題を克服したいと思ったら、「なぜ」「どうして」という失敗原因を探すような検索のしかたではなく、「どうやって」「どんな方法で」という成功の原因を検索するしかたをすることです。

たとえば、意中の男性に声をかけることが出来ずに、なかなか想いを伝えられない女性がいるとします。

彼女はいつも自分の脳に、「どうして私は彼に声がかけられないのかしら」と尋ねます。

すると、彼女の脳はそれこそ寝ても醒めてもフル稼働して、その理由を探そうとします。

そして、どうして自分が彼に声をかけられないのか、どうして彼と話せないのか、彼に想いをつたえられないのはなぜなのか、その理由がわかるような答えを次々と見つけてだしていくのです。

例えば、「私は内気だから、彼に声がかけられないのだ」とか、

「交際を断られるのが怖いから」

「そしたら友達でいることもできなくなる」

「きっと彼にはもうステキな彼女がいるだろうし」

「私のことなんかなんとも思ってないに違いないから」

「そんなことをして傷つくくらいなら黙っていたほうがましだわ」

・・・・といった感じです。

ところが、そうした答えは、実はあなたにとって、悪い答え、害のある答えなのです。

これは恋愛でなくても、たとえば仕事でうまくいかない人が、「どうして私は仕事がうまくできないんだろう」と嘆いたりするのも、脳に間違った検索をかけている状態になり、空回りどころか、ますますうまくいかなくなるという、ネガティブスパイラルに陥ってしまうことになるのです。

ですから、あなたがあなたの脳に検索を命じるときには、

「なぜ、どうして」ではなく、

「どのように、どうやって、どんな方法を使えば」

という言葉を必ず盛り込んで検索するようにしてください。

それによって、あなたの脳が探しだす答えは、あなたにブレーキをかけさせる答えから、あなたを前に進ませる答えに変わっていきます。

これがまずひとつめの鍵です。

そして、もうひとつの重要なポイントとしては・・・・・・・(続きはこちら)

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