愛を取り戻す浮気相談室6号 彼の浮気が発覚したとき(その2)

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もしも自分の中に、「浮気されたことは許せない。もう別れるわ」という気持ちしかないなら、それこそ彼に引導を突きつけてやればいいのですが、「浮気されたことは許せない。でも、それでも彼を愛している。

そして愛して欲しい」、という思いがあるとしたら、そのための方法を考えていかなければなりません。

ですので、まずは怒りはぐっとこらえて、彼のことを理解しようとしているポーズを見せましょう。

あくまでポーズでいいんです。

そうして、あなたから先に理解を示すことにより、彼も、あなたの話を聞いてくれる方向にリードしていくのです。

彼が、あなたの話を聞こうとしてくれているのを感じたら、素直な自分の気持ちを彼に伝えるようにしていきましょう。

でも、そのとき、感情をぶつけてはいけません。

感情をぶつける事は、彼の動物的な本能を目覚めさせてしまいます。

特に怒りの感情は、相手にも自己防衛のスイッチを入れさせ、あなた以上の怒りの反応を生み出してしまいます。

怒りたい気持ちがあることは充分にわかりますが、 ここは我慢どころです。

あなたが彼に伝えなければならないのは、怒りではなく、あなたの悲しみの気持ちです。

彼の行為によって、あなたがどれだけ傷つき、悲しい思いをしているかを、「彼を心から愛している」という思いとあわせて、彼に伝えるのです。

愛している、ということを忘れて、「傷ついた、悲しい」だけではだめです。

それだと、「悲しい」ということだけをわかってもらおうとする形になります。

愛している、ということがすべてのベースであることを忘れないようにして、短い言葉でかまいませんから、あなたの思いを込めて、言葉にするんです。

そして、いいまでに彼が示してくれた優しさ、愛情などを思い返してみて、思い当たる事柄を例にして、彼に伝えます。

たとえば、「あなたが私に○○してくれたこと、いつもとってもうれしかった。

でも、うまく言葉にすることができなくて・・・・ごめんね」とか、「あなたのこと、もっとわかってあげれたらよかったのに・・・・ごめんなさい」と、彼に対して自分の思いが至らなかったという言葉を伝えます。

あなたが本当にそうであるとか、そう思っていなくてもいいんです。

あくまでポーズなので。

そして彼のほうが、「いや、俺のほうが悪かったんだから・・・・」とか、「そんなことないよ。キミは悪くない、悪いのは僕だよ」と言ってくれたらあなたの作戦は第1段階成功です。

ポイントは、「うれしかった」とか、「ごめんなさい」や「ありがとう」という、感謝や反省の言葉を添えることです。

ただし、くどくなってはだめです。言葉の飾りすぎにも注意してください。

てっきりあなたが怒り狂うか泣き叫ぶと思っていた彼は、あなたから思いがけない言葉を聞かされると、「自分には、こんなかわいい彼女がいたのに・・・・・俺はいったい何をしているんだろう」と自分を責める気持ちが沸いて来て、あなたに対して、心から「ごめん」という気持ちと愛情がでてきます。

それが、彼の感情という水位をさげて、理性という水位を上げていくことにつながっていきます。

ただ、この時点では、あなたに対して、すまない、申し訳ないという気持ちがあっても、浮気相手のところから、あなたのところに完全に思いが戻ってきているわけではありません。

浮気をやめて、浮気はもう絶対にしない、と彼自身が思うことが大切なのです。

で、それにはどうするかというと・・・・・

ごめんなさい。長くなってしまうので、作戦第2段階は、次号でお話しますね。

発行者 ひとみ