夫の浮気~疑いが確信に変わったとき

夫の浮気に気づいてしまった時のきっかけはいろいろあると思いますが、ご相談を伺っていると、ある日突然、スマホのLINEから発覚したとか、財布の中にラブホのカードやコンドームを見つけとか、車の中から女性の髪の毛が……など、予期しない場面で「嘘でしょう?」と目を疑ってしまうような証拠を見つけて動揺した、というお話はよく伺います。

当然ですが、そんなときに冷静沈着でいられる人なんて、そうはいません。

たいていの方は、血圧も心拍数もバク上げしますし、頭の中は真っ白になるし、嫌な汗をかいて過呼吸になりかかる人もいます。

目の前にある浮気の証拠や痕跡を何度も確かめて、「見間違いじゃないか?勘違いかも?きっと何かわけがあるはず、、、、」と疑いと夫を信じたい思いが葛藤する。

でも、疑いが確信に変われば、今度は抑えようのない怒りに駆られ『許せない、はっきりさせたい、でも夫に言うのが怖い、これからどうしたらいいんだろう……』と、めまぐるしく感情が渦巻いていくでしょう。

それはまるで、乱気流の中でコントロールを失い、墜落しかけている飛行機のよう、、、、

それでも頭の中は「どうしよう?」と考え続け、答えを探しつづけます。

その日から、寝ても覚めても、そのことばかりを考えてしまい、頭から離れない。

スマホでいろんなサイトを検索しまくって、自分の夫に似た状況の事例を探しまくった、という方も大勢います。

「そうやって牧口さんのサイトにたどり着きました。記事の内容が、夫の様子そのまんまなんです」とおっしゃっていただくこともあります。

さて、「どうしていいかわからない」という方の中には、自分自身の気持ちの整理がつかず、どう対処していいかわからない、という方もいれば、調査や話し合いの仕方など、具体的な方法としてどうすればいいかわからない、という方もいます。

また、夫の様子に対して、どう反応すればいいかわからない、という方もいます。

それぞれのご相談内容によって、アドバイスさせていだたく内容も違いますが、共通していえることは、「その方が向くべき方向をはっきりさせる」ということです。

もちろん、ほとんどの方は、夫に浮気をやめてもらいたい、相手女性と終わってもらいたいということを、当然の思いとして持っていらっしゃいますが、そのためには、まずはご主人に事実を認めてもらうとか、相手女性に対しても関係を絶つように求めていくなど、「やるべきこと」がありますし、どんな方法を用いるか、どのくらいの時間や費用をかけるかなど、具体的なプランを考えることも必要です。

たとえば、浮気の証拠をとる、という場合でも、まずは自分で調べたいという人もいれば、すぐにも探偵を依頼したいという人もいますし、しばらく静観して様子を見ながら決めたい、という人もいます。

どれが正解で、どれが間違いだということではなく、その方の望む方向性によって、手段が変わってくるということなんです。

もちろん、これからの夫の出かたによって、途中で気持ちが変わっていくことも当然あります。

ですから気持ちを一貫して持つというのではなく、その瞬間瞬間でよいので、『自分はどうしたいのか』を見失わないことです。

あなたが向く方向が決まれば、あとは手段の問題なので、具体的な対処方法を選択していけるようになります。

もしも自分の気持ちがはっきりしない、どうしたいいかわからない、という時には、いつでもご相談くださいね。