浮気の理由がなんであれ、浮気が夫婦のルール違反であることは当然ですし、妻が口にする、明らかに身勝手な主張や責任逃れとしか思えない理由に対して、あなたがいちいち取り合う必要はありません。
ですが少しだけ、無視できない理由というのも、中にはあります。
たとえば、浮気をした理由を聞かれて、「夫の愛情を感じられなかったから」という妻がいます。
これは、毎日の家事や子育てをして、家族の食事を作り、掃除、洗濯をし、買い物をして、毎日一生懸命に頑張っていても、感謝のことばひとつもなく、それが当たり前のような顔をされていると、自分はいったい、何のためにこんなに頑張っているのか。
自分の存在は夫にとってなんなのか、ただ家事をするだけの、ただで使える家政婦のような存在なのか、そんな虚しさを日々感じてしまうことも、無理はないような気がします。
それを『考えが甘い』とか『妻としての義務』と一言で片付けてしまうことは簡単です。
でも、もしもそんな日々を重ねているときに、優しい言葉や、愛情を与えてくれる男性と出会えたら、それはもう、その男性に夢中になってしまうでしょうね。
自分の夫にはない『安らぎ』をもとめて浮気に走る結果となります。
つまり、逆を言えば、本来安らぎを得るための夫婦の現状が、知らず知らずのうちに妻の浮気の温床になっている場合もあるのです。
この部分をおろそかにして、やみくもに浮気の証拠をつかみ、暴きだし、責めることばかりに執着しても、決してよい結果にはなりません。
浮気というのは、そうなるに至った過程や心の動き、そのときの状況、タイミング、心理的なストレスや疲労など、さまざまな要素が複雑に絡みあっていくものですから、その背景にある理由というのも、無視できないことだったりするわけです。
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