浮気が始まる動機(きっかけ)にもいろいろあり、大きくわけて5つに分けられます。
それによって対処のしかたも違ってきますので、まずはその動機について把握しておきましょう。
なお、これらの動機は単独ではなく、複合的に絡みあっている場合もあります。
①セックスを求めて(セックスへの不満や妻の妊娠・出産帰省中でセックスができない)
②恋人関係を求めて(夫婦関係のマンネリ、刺激が欲しい、愛情に物足りなさがある)
③成り行きで(酔った勢い、昔の恋人に会った、スキですと告白されたなど)
④悩みを相談されて(相談に乗っているうちに恋愛に発展、同じ悩みを共有している)
⑤出会いを楽しみたい(出会い系、水商売、ネットゲームなど)
ここにあげたものはごく一例ですが、浮気のはじまりは、夫が日ごろ抱いている不満や心の欲求が根底にある場合が多く、それがどういうものかを理解することによって、 単に不倫をやめさせるだけではなく、あなたがたご夫婦の現在の問題点やこれからの方向性も見えてきます。
そういう根本的な原因を解決していかないと、たとえ相手女性との関係が清算できたとしても、ふたたび他の女性と浮気を繰り返してしまう可能性も否定できません。
当然のことですが、夫婦関係というのは、はじめから完成されているものではありません。
日々の生活のなかで、時には誤解やすれ違いなどもあるでしょうし、小さな不満が積み重なっていくこともあります。
忙しく過ぎていく生活の中で、いつしか感謝を忘れ、愛情を忘れ、たんなる同居人としての夫婦に過ぎなくなってしまっていることもあるかもしれません。
不倫は時として、そういう夫婦関係の歪みを気づかせてくれるサインとなることもあります。
もちろん、だからといって、ご主人が自分の行為を正当化したり、開き直ることを許せるわけがありませんよね。
どんな理由があるにせよ、ご主人のやっていることは夫婦のルール違反であり、やめてもらわなくてはいけないことは当然です。
ただ、問答無用で一刀両断にたたっ切ればいいというモノではなく、これから先、お二人の夫婦関係をどう修復していくか、というところもあわせて考えていって、未来につなげていく努力(これはもちろん、あなただけではなく、ご主人も一緒に)をしていくことが大切だと思うのです。
そして、『雨降って地固まる』の結果として、より強く結ばれた夫婦の絆が得られるように、ご主人との関係を見つめなおし、軌道修正をしながら、幸せな日々を取り戻していっていただきたいと思います。