浮気相談:籍を入れたがらない男性の心理

最近は、ご結婚される前の女性からもたくさん相談が寄せられます。

例えば、婚約はしているけれど、籍を入れることに彼が消極的で、1年以上も同棲が続いている方や、ずっと事実婚で暮らしてきて、入籍自体にはこだわっていないけれど、彼の不倫が発覚して、これから先、どうやって彼との関係を続けていけばよいか悩んでいる方もいらっしゃいます。

婚約までしておいて籍を入れないなんて、いかにも優柔不断で往生際の悪い男性のように見えてしまいますが、実はこういう男性の多くは、根が真面目で頭がよく、几帳面というか、どちらかというと完璧主義、という傾向もあるようです。

その性格が災いして、『結婚』というものに過剰の重責や恐れを感じていたり、その覚悟や決心、自信が持てないという状況の中で、本人も悩んでいることが少なくありません。

これまでお寄せいただいたご相談の経験から言いますと、このタイプの男性は、時間はかかりますし、多少背中を押してあげることも必要なのですが、一度決意して行動が伴っていけば、おおむねちゃんと結婚への道をたどっていきますし、結婚したら奥さんを大事にしてくれる人が多いです。

ところがこれとは別に、「束縛されずに自由でいたいから」とか「先のことはわからないし、責任を負いたくない」いう男性は、あなたのことよりも、自分の都合のよい状態を維持したいと思って結婚したがらないタイプです。

こういう男性は、そもそもあなたを本当に幸せにできる人なのか?と私は疑問に思ってしまいます。

籍を入れる、入れないということについては、お互いが同意しているのであれば、それを第三者がとやかく言うことではないですし、『事実婚』であっても、入籍した夫婦とほぼ同等の権利は保証されます。

つまり事実婚であっても、もちろん浮気はNGですし、慰謝料も取れますし、離婚のときには財産分与も請求できます。

ただ、結婚というのは、ある意味、その女性の生涯に対して責任を持ち、幸せを分かち合う決心を誓うということですから、入籍しないままに暮らし続けることは、互いの信頼関係によってのみ維持されている状態ですから、男性側の意識が低ければ、その関係はたやすく脅かされてしまいますし、不倫や女性問題についてもなおさら対応が難しくなる一面はあります。

いずれにしても、男性側の意識として、生涯大切にしたいと思う女性の人生に責任を持ち、ともに幸せでありたいという思いのもとに一緒に暮らしているのだということを、忘れないでいただきたいです。

 

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