浮気をして救われました、という妻
浮気をしたことは夫に対してうしろめたさはあるけれど、それ以上に相手男性の存在は、精神的な救いでした、という方も少なくありません。
結婚のとき、「健やかなるときも病めるときも……」と誓い合った仲ではあるけれど、気が付くと夫との生活にストレスを感じ、その発散もままならずに溜め込む日々……
「自分の結婚はこれでよかったのだろうか?」とか、「夫は本当に私を愛してくれているの?」ととめどなく悩みを募らせてしまうことも多いです。
でも、それが夫婦の問題だけならともかく、たとえば嫁姑の問題が絡んでいたり、近所づきあいの悩みとか、夫婦以外の部分に及んでいる場合、夫との関係そのものには何の問題もなく、また妻も夫に対して不満を感じているわけではないけれど、心が爆発寸前で、どこかに逃げ場所を求めてしまう、ということもあります。
それは決して、意図的に浮気をする、ということではなく、どっちかというと本人も想定外だったりします。
でも、夫にはないやさしさや温かさを感じた、とか、辛い気持ちを理解してくれた、という男性の存在が、気が付くと心の支えになっていた。
『もう一度会いたいと思う。もう少し、彼との時間を感じていたい・・・・・・』
そうやって、結果的に不倫をしていた、ということ、よくありますからね。
そして、夫に「どうして浮気なんかしたのか。俺に不満でもあったのか」と問いただされたとき、あなたのこういうところが耐えられなかった、とか、これこれこういう問題が辛かった、というところで止めることができる場合は、修復できる可能性はかなりあります。
問題が明確になっているので、いかにその問題を解決していくか、という話をしていけるからです。
やっかいなのは、そこから先の話、たとえば「嫁姑問題に疲れた。味方になってくれない夫に愛情もなくなった」とか、「別に夫や生活に不満はないけれど、彼が好きになってしまって、もう彼以外愛せなくなってしまった」という場合です。
これは、背景の問題ではなく(もしくはそれが引き金になっていたとしても)、妻自身が心変わりをしてしまった、ということですので、なかなか一筋縄ではいかなくなります。
もちろん、完全にダメということではないです。
夫とやっていけない、と口で言っている分にはいいですが、いざ離婚となれば、現実問題として向き合わないといけない事柄もいろいろと起こってきますし、理想だけで事が運べるはずもありませんので、いろいろと思慮していくなかで、心が戻ってくることもあります。
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