社長の浮気に思う……

イラスト 「英雄色を好む」とは昔から言われていることですが、仕事に成功してくると、どういうわけかそれまで浮気などしたことがなかった男性が、「愛人のひとりくらいいてもいいよな」なんて思いはじめてしまう……

そのきっかけとしては、悪いお手本となるような知り合いの社長や経営者が身近にいて、「自分もそれくらい許されるだろう」と考えてしまうこともあるようです。

でも、そういう男性陣にはっきり言っておきますけど、そんなのは身の破滅と背中合わせ。それと引き換えに失うものを思ったら、とても割が合う話ではないのですよ。

会社社長や経営者ともなれば、やはり一般的なサラリーマンよりも高額所得の方が大半ですから、それだけ相手に対して使うお金が高額になったり、長期間に及んだりすることが少なくありません。

こうしたケースの多くは、相手女性がクラブのホステスだったり、風俗等で知り合った相手だったりして、もともとの関係がお金ありきで始まっていることも多いですが、もちろんこれに限ったことでもないです。 趣味やサークルで出会った相手とか、元カノとか、中には同じ町内会のご近所さんという事例まであります。

また海外から出稼ぎ等で来日している、アジア系外国人女性が相手となっているケースもかなりあって、留学名目でビザを取得し、スナックなどでアルバイトをしながら、そこで知り合ったお客の愛人となるケースは枚挙にいとまがありません。

彼女たちにしてみれば、こうした男性はお金を惜しみなく使ってくれる『スポンサー』であり、愛情がベースとなっていることはほとんどありませんが、中には、自分と結婚するように求めてくるケースや、妊娠、出産に絡むトラブルに発展してしまったり、養育の責任まで負わなくてはならなくなるケースもあります。

ともあれ、浮気が始まって数ヶ月くらいまでの、いわゆる『浮気の初期段階』では、社長であってもサラリーマンであっても、頭の中の具合は一緒です。

要するに「まともに物事を考え、判断できる状態」ではないんです。

ただ経営者はお金があるぶん、高価なプレゼントを渡したり、旅行に連れて行ったり、高級レストランで食事をしたり、リッチなホテルに泊まったりするなど、自分に好意を抱かせるために、お金の糸目をつけずに振舞う傾向があります。

それは、たとえて言うならUFOキャッチャーにハマってしまって100円玉を投じ続けるお父さんのように、『なんとしても相手をモノにしたい』という欲求に突き動かされている状態です。

そして、お決まりのパターンですが、「俺が面倒をみてやる」とばかりにマンション等の住まいを提供したり、毎月の生活費(多くの場合は数万~20万以上)を渡すなどして、ある意味、相手の生活を保障する立場となってしまうこともあります。

こうなると、相手女性もどんどん男性に依存していきます。

そのため、いざ男性のほうが相手女性との関係に飽きてきたり、気持ちが冷めてきたりしてきても、なかなか関係を解消できなくなってしまいます。

実際、相手女性との関係を断とうとした場合でも、「あなたに言われて仕事をやめて、住むところも引き払ってきたんだから、関係を断つというなら、それなりの責任を取ってもらうわ」などと開き直られ、多額のお金を要求されたり、それを拒むと取引先にセクハラまがいの噂を流されたり、社員にビラを配られたりして、社長としての面目もプライドも地に落とされるケースもあります。

これじゃあいったい、なんのために苦労して仕事を大きくして、成功してきたんだかわけがわかりません。

それでなくても仕事の成功によって妻が苦しみ、家庭が崩壊して幸せを失っていくとしたら、それはなんと悲しい代償なのだろう・・・・・そう思います。

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