浮気の証拠が意味するもの
浮気の証拠を見つけた時は、すぐにでも夫を問いただしたい気持ちになるかもしれません。
でも、何事も『急いては事を仕損じる』です。
まずはその証拠が何を意味するのか、そこからどんな情報が得られるかを冷静に見てください。
たとえば財布の中のレシートひとつでも、店名、日付、時間、購入した商品や個数、食事の内容や人数などの情報が得られますし、そのときに夫がついていた嘘(仕事で残業していた、同僚と飲んでいた等)と照らし合わせていけば、『会社で残業していたはずの時間になんで?』とか『職場の同僚とこんな高級レストランに行くはずないわ』など、不自然なことがいろいろ見つかることがあります。
また逆に、自分の思い込みで不倫の証拠だと勘違いしてはいないか、証拠自体を客観的に見ることも大切です。
証拠は複数で考える
証拠はひとつだけで使おうとするのではなく、いくつかの証拠を組み合わせたり、ひとつの証拠から得られた情報をもとに、別の証拠をさらに見つけられる可能性についても、考えてみることが大事です。
それによって、夫の過去の言動や嘘、SNSの利用などが紐づけされていって、より確かな根拠や具体的な内容がわかってくることがあります。
たとえば、あるご相談者様は、夫のスマホに相手女性からLINEが入ってきたことをきっかけに、その女性が誰なのか特定することに成功しています。
ただ、LINEから得られた手がかりは、メッセージが着信したときに表示された、相手女性の下の名前だけ。
でも、夫がフェイスブックをやっていたことを思い出し、フェイスブックの友達リストの中に、同じ名前の人がいないかを調べてみたのです。
するとひとりだけ、夫の高校時代の同級生で、LINEの女性と同じ名前の人がいることがわかりました。
そこで、その女性のフェイスブックに飛んで調べてみると、夫と一緒のツーショットの写真や、夫が地方に出張だと言っていた日に、その女性も同じ場所の写真をアップしていたことがわかり、それが決め手となって、夫と話し合いをして、浮気を終わらせることができたそうです。
このように、一つの証拠やきっかけで終わらせることなく、複数の証拠で囲い込むことによって、より効果的に、夫に『観念』させることができるというわけです。