夫にLINEを見たとは言えない

 

ご相談を伺っていると、夫のスマホからLINEやメールの内容を見ることができました、という方は結構いらっしゃいます。

夫のスマホのパスワードを知っている方、夫が寝ているあいだに指紋認証を解除してしまう方など、その環境はさまざまですが、それをそのまま夫に突きつけたりすれば、十中八九、逆ギレされてしまうことは必至です。

「人のスマホを勝手に見るなんて信じられない」とか「夫婦とはいえプライバシーの侵害だろ!」と浮気を認めてもらうどころではなくなり、かえって夫婦関係が悪化してしまう恐れもあります。

ですから、LINEやメールの内容をそのまま突きつけるのではなく、そこから読み取れる情報を利用して、切り出しやすい話に置き換えて、浮気を認めてもらうこともひとつの方法です。

たとえばLINEのやりとりから、夫が不倫相手とレストランで食事をしていた内容があれば、デートの約束場所などから夫が相手女性と一緒のところを偶然見かけた、という設定で話を切り出すことができる場合があります。

また、財布の中にレストレランのレシートが残っていれば、お店の名前や時間帯もわかるので、そうした情報をもとに、「○日の夜○時ころ、あなたが○○レストランで女性と一緒に出てくるのを見かけたのよ。あのとき、あなたは仕事で残業だったはずでしょう?」といった形で、証拠を組み合わせて話を作ることもできます。

その場所にあなたが偶然通りかかる設定に不自然さがある場合は、「あのレストランの並びに、私の友達がアルバイトしているお店があって、待ち合わせをしていたのよ」とか、夫の顔を知っている友人が見かけたのを知らせてくれた、という形で話をしてもよいかもしれません。

なお、LINEやメールの内容から情報を得た場合は、その画面を写真に撮るなどして、あとからそれを証明できるようにしておきましょう。それも立派な証拠です。

さらに、夫との話し合いの際には、あらかじめICレコーダー等で会話の内容を録音しておくようにしましょう。

あとで事実関係を確認するためにも役立ちますし、後日、本人に聞かせて「あなたはあのときにこう言った」と嘘の主張を覆すことに利用できます。

 

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