夫の浮気発覚のきっかけとなるのは、やはりスマホ(携帯)からが圧倒的に多いです。
また、妻のカンというのも侮れません。いくつかの事例を参考に、浮気の見抜き方を考えてみましょう。
◆北海道 主婦 H美さん
夫が浮気をしていることに気づいたのは2か月ほど前のことです。
夫はジョギングやジムにいくときには、スマホは邪魔になるためアップルウォッチを身に着けています。
そのアップルウォッチは夫のスマホと同期しているので、スマホに届いたLINEは、アップルウッチでもリアルタイムに見ることができます。
仕事にいくときには、夫はスマホもアップルウォッチも、両方持ち歩きますが、たまたま夫はアップルウォッチを充電したまま忘れて、そのまま会社にいきました。
はじめは「あ、忘れていったんだな」と思うだけでしたが、そこに届くLINEの数々。ちゃんと仕事してるのかな、と思うくらい頻繁で。
とても見過ごすことはできず、LINEの内容を確認することにしました。
ロックはしてありましたが、とても単純な数字で、すぐに解除できました。
すると、この日だけでも、42通のメッセージのやりとり。しかも浮気を疑うに十分な内容です。
今のところ、夫は私が気づいていることに気づいていません。
これから、証拠固めをして、夫にはきっちりとケジメをつけてもらうつもりです。
《ワンポイントアドバイス》
この方の場合は、スマホとアップルウォッチが同期されていたということで、LINEのトーク履歴を見ることができた、というお話ですが、これはあらかじめご主人が同期されていた状態だったために見ることができたというものです。
もしもこれを読まれた方が、ご主人のスマホとご自分のタブレット等をこっそり同期させてLINEのやりとりをチェックしようされた場合、同期のためにタブレットでご主人のLINEにログインすると、ご主人のスマホにそれを知らせるメールが行ってしまう危険があります。
また、iPadやWindowsタブレットであれば、同期することによってリアルタイムにトーク履歴を見ることが可能ですが、AndroidのタブレットはLINEを同期することはできますが、同時に使用することはできないため、LINEのやりとりを見ることはできません。(なおスマホ同士では、そもそも同期することはできません)
◆滋賀県 主婦 T子さん
夫はauのスマホを使っています。
メールは即転送して証拠確保しました。
メール内容から女は同じ職場と判明。主人を問い詰め自白させた後、女と話をしました。
最初はしらばっくれていましたが、認めなければ職場まで出向く事、慰謝料請求する事を伝えたらあっさり認めました。
頭にきていたので、女にあって謝らせ、旦那に付きまとわない事を一筆書かせましたが、本当はボコボコに殴ってやりたかったです。
《ワンポイントアドバイス》
auにはメール転送機能がありますので、こっそりとご主人のメールをご自分の携帯に送るようにしていたわけですね。
メール転送機能は、現在はauのみが利用できます。DoCoMoやソフトバンクはそのサービス自体がありませんのでご注意ください。
職場不倫というのは、本人たちがうまくいっているうちはよい(?)ですが、こじれてくると非常に厄介です。
たとえば、会社の部下との不倫をしているような場合、そのことが自分の上司に知られたらどうなるか、他の部下や同僚にどんな目で見られるか、もしもその女性との間にトラブルが生じた場合、自分の立場がどれほど危うくなるかなど、現実的な問題を具体的に指摘することで、冷静な思考力や判断力を取り戻してもらうことも大事です。
◆神奈川県 主婦 Y子さん
女のカンって本当にあるんだな、と思います。
子供に対する接し方がいままでと違うのでピンときました。
問い詰めたっていうほどではないけど、自分や娘がどれだけ傷ついているか、裏切られると言う事がどういう事か、を落ちついて話しました。
それと相手の女性も、奥さんが苦しむ事をわかっていて平気でそういう事が出来る、人が苦しんでいても平気でいられるという人間だと言う事。
そういう人を好きになったという愚かな人間だと言う事を自覚しろと言いました。
《ワンポイントアドバイス》
おおむね浮気をしている夫は、浮気をされた妻の苦しみをほとんど理解していません。
自分は色恋ゴトで夢中なわけですから。
妻を苦しめるつもりはなかったけれど、結果的にそうなってしまった、というような認識です。
ですので、感情的な部分から話をしていくよりも、浮気という行為が、夫自身にとってどれほどダメージのあることか、割の合わないことであるかを話して聞かせることも一つの方法です。
また、お子さんがいらっしゃる場合には、実はお子さんが受けるストレスも軽視できません。
浮気によって親子関係が損なわれてしまい、子供さんが父親を拒絶するようになったり、中には登校拒否になったり、精神的に不安定になってしまうケースもありますし、妻であるあなたが受けるストレスがお子さんに伝染してしまうこともあります。
このように、夫の不倫は、家庭の中でさまざまなところに弊害となってしまうのです。
ご主人と話をするときには、感情的にならないことと、しつこく責めすぎたり、追い詰めすぎないよう注意してください。
逆ギレや開き直りを誘発してしまい、話し合いどころではなくなってしまう場合もあるからです。