ある主婦の手記から浮気の対処のしかたを考えてみましょう。
岩手県の主婦 Y子さんの場合です。
彼女は、夫の浮気の発覚から一年後、離婚という最終手段をとることになってしまいました。
私のもとに相談をお寄せいただいたのは、ご主人との別居が始まったあとの段階でしたので、もっとはじめの段階でご相談いただき、適切な対処ができていれば、離婚は回避できたかもしれない・・・・・と残念な思いです。
これはどちらかというと極端なケースになるかもしれませんが、最近はこうした強行型も少なくないですので、あえてご紹介することにしました。
(対処の仕方を検証するために、手記の途中で【解説】をはさんでいます)
私は、どこにでもいるごく普通の主婦でした。
3歳年上の夫との間には当時5歳になる息子がおりました。
ごく平凡な主婦としての平凡な暮らしでしたが、私にとってはなにものにも代えられない、幸せに満たされた日々でした。
それが突然、たった一通のメールによって、音を立てて崩れ始めたのです。
それは、見覚えのない相手からの私の携帯に向けてのメールでした。
最初は気にもしませんでした。
最近は迷惑メールも多いですから、どうせその類だろうと、普通に削除しようとしました。
ところが、冒頭の数行を何気なく読んだ瞬間、私は脳天をガツンと殴られたような衝撃を感じました。
行を追うごとに、その文面はまるで凶器のように私の心に突き刺さっていきました。
ようやく読み終えたとき、携帯を持つ手はぶるぶると震えていました。
それは、私にとっては、無縁で、ありえないはずのことを告げていたのです。
夫の浮気。
そこには、夫との離婚を要求する脅迫文じみた文字が躍っていました。(続きはこちら)