浮気を認めない夫への対処法

浮気を問いただしたときに、すんなり認める男性は思いのほか少ないです。

ましてや『あなた浮気してるでしょう?』とか『女の人いるでしょ?』などと、浮気を疑っている感じで問いただしても、ほとんどの男性は否定します。

中には『俺を疑うのか?』とか『証拠でもあるのか?』と、逆ギレ気味に言い返してくる男性もいますから、『浮気を認めてもらう』と言うことも、なかなか一筋縄ではいきません。

浮気を認めてもらうためには、本人が『そこまで知られてしまっていては仕方がない』とか『これ以上は嘘をついても逃げられない』と思うだけの証拠、認めざるを得ない根拠があること、また相手女性が何処の誰で、どういうふうに会っていたかなど、状況を具体的に伝えることがぜひとも必要になってきます。

逆に、そういう材料がないうちは、なかなか観念することができず、逃げられる限りは逃げるし、ごまかせる限りはごまかそうとします。

探偵を使ったり、いろいろな方法で証拠を取るのは、ひとえに夫に『観念』してもらうためといっても、過言ではありません。

ただ、どの段階で観念するかは、その男性によりけりです。

中には、探偵が撮影した写真や動画を見せても、『俺はこんな人は知らない』とか『こんなところには行っていない』とか『これは俺じゃない』とあくまでも否定する人もいます。

私がご相談いただいた事例でも、誰が見ても夫だと疑いようがないくらいバッチリ写っているのに、本人だけが何が何でも違うと言い張り、その様子を見ていた妻のほうがあきれ果てて『なんだかもう、どうでもよくなってきました』と苦笑いされていた、というケースもあります。

それでも、結局は認めるしかないところまで追い込まれて、白状していましたが、、、、。

とにかく男性は総じて往生際が悪いです。

だから、話し合いをするときは、『夫に本当のことを言ってもらう』というよりも、とにかくあらかじめ徹底的に材料を揃えて、ほとんど事実を把握できたうえで、その事実確認として夫を問いただす、という考え方のほうがよいです。

悲しいですが、問いただされてもなお、本当のをことにウソを織り交ぜて、たとえば相手女性の名前を偽名で答えるとか、職場の人なのに出会い系の女性だと嘘をいったり、いろいろ事実を隠すこともよくあります。

そういえば、私が若いころに、あるバイト先のおじさんが、こなことを言っていました。(当時、私は独身でした)

おじさん『いいか、もしも浮気がバレても、絶対に認めたらダメだぞ。浮気はしてもいいんだ。してもいいから、絶対に認めるなよ』

わたし『え~、なんでですか。バレちゃったら、認めるしかなくないですか?』

おじさん『ばかだな。認めたら責任とらなきゃいけないんだぞ。最悪、離婚されちゃうかもしれないだろ?』

たったこれだけのやりとりでしたが、今思えば、いかにも浮気をする男性の思考を的確に表現しているなぁ、と思います。

浮気を否定することは、自分を守ることであり、非難を避けて、現状を維持しようとする行為にほかなりません。

逆に浮気を認めるということはも、逃げることをやめて、現実を直視するということです。

そして、そこからが本当の話し合いです。

くれぐれも、準備をしっかり整えてから、問いただすようにしてくださいね。

 浮気の動機と対処のしかた