夫の浮気がもとで夫婦喧嘩が絶えない

『夫の浮気がもとで喧嘩ばかりしています』というご相談もよく寄せられます。
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浮気の原因について話し合っていて喧嘩になったり、フラッシュバックが引き金で言い合いになるなど、その様相はいろいろですが、ささいなことから口論になり、口論が喧嘩になるという図式は少なくないようです。

喧嘩というのは、きわめて感情的なものですが、冷静に話し合っていれば喧嘩にならないということでもありません。

実は、喧嘩を誘発する言葉というのがあります。

たとえば、話し合いで平行性になってしまったりしたとき、『あなたのそういうところが嫌なのよ』とか『あなたはいつもそうよね』とか『私だったらこんなことしないわとか』『あなたにはわからないかもしれないけど』とか何気なくつい言ってしまう言葉。

まだまだあると思いますが、こういう言葉には、一見行動を批判して言うように見えて、実は『人格』を批判しているという一面があります。

人は、行動だけを批判された場合よりも、人格を批判された場合のほうが、より感情的に激しい反発、対抗心を抱きます。

たとえば、二日続けて寝坊をして『夜更かししすぎなんじゃないの!?』なんて怒られても、内心は『まぁ、悪いのは自分だし、しょうがない』と思って、感情を抑えることができます。
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でも、『私だったら二日続けて寝坊なんかしないわ』とか『そういう人は何をしてもダメなのよね』などと言われると、寝坊した行為そのものよりも、相手の人格に対する批判が強くなります。

しかも、夫婦の場合は、自分の一番近くにいる存在ですから、他人から何か言われたのとはワケが違います。

『今の言葉は聞き捨てならねぇ!何が何でも撤回しろ!』みたいな感情が沸き起こります。

ですので、話し合いをするとき、感情的にならないということはもちろんですが、発する言葉についても、相手の人格を否定するのではなく、なるべく行動だけを切り取って話をするほうがいいです。

そのほうが相手も自分の非を認めやすいですし、喧嘩がエスカレートすることも防げるはずです。

 

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