恋愛:モテたい心理と、失うことを怖れる心理①

女性にモテたいという思いは、男性であれば誰でも抱いて不思議はないのですが、あなたの彼がモテたい(少なくともあなた以外の女性に対して)、と思っているかどうかは、実はあなたにとって結構重大な問題だったりします。

モテたい、つまりたくさんの女性の好感を得たいという願望を実現するためには、とにかく女性たちと出会う機会をより多く持ち、アノ手コノ手で好印象を与えて、自分を好きになってくれるように仕向けていくことが必要なわけです。

一方、「モテなくたっていいから、本当に自分が恋人と呼べる女性と出会いたい」と、切実に望んでいる男性もいます。

こういう男性は、出会いの段階では、複数の女性にアプローチすることがあったとしても、あくまでそれは、自分とベストマッチできる恋人を見つけるためのプロセスに過ぎず、最終的にはひとりの女性と交際することを目的としています。

そして、モテたいという認識で女性との関係を求めている男性と、恋人と呼べる女性と恋愛し、結婚へと希望をつないでいきたい、という思いで、女性と交際しようとしている男性では、恋愛に対する考え方の次元が根本的に違います。

イラストもちろん、恋愛は自由ですから、相手の女性をナンパしようと、合コンで探そうと、何人の相手と付き合おうと、それが良いとか、悪いとか言えるものではありませんが、自分の恋人が、自分以外にもたくさんの女性と付き合っている、ということを知って、快く思う女性はいないのではないでしょうか。

相手もそのへんはよく心得ていて、たとえ他に交際している女性がいたとしても、そんなことはとことん隠し通して、決してオモテに出すことはありません。

恋愛というのは、一対一でなければ成立しないことを、彼らはよく知っていますからね。

そして、「自分はほかに付き合っている人はいないよ」とか、「友達はたくさんいるけど、彼女はいないんだ」とか言って、「自分が好意を持っているのは、あなただけだ」という印象を持たせ、その女性の想いを独占しようとするのです。ですが、実はそういう男性ほど、ひとりの女性と深い関係になることを避けたがります。

ひとりの女性と深い関係になれば、当然、他の女性とデートしたり、エッチする機会が制限されたり、失われてしまうことになるわけで、それはとてももったいないし損であると考えるからです。

誤解しないでいただきたいのですが、私はなにも、相手に好かれたい、モテたい、という気持ちを否定しているわけではありません。

恋愛感情のメカニズムとして、それは基本的な感情ですし、むしろ、そう思うことは当然のことだと思っています。

ただ、あなたの彼との間に、恋愛に対する思いのギャップがあるとしたら、それは良いことだとは思いません。

なぜなら、たくさんの女性と出会いたい、仲良くなりたいと思っている男性は、そうやって知り合った女性たちと、自分が恋人と呼ぶ女性は別モノ、という考え方を持っていることが多く、しかも、当の女性たちには「キミこそ本当のボクの恋人だ」と言って歩くので、結果的に、女性がもてあそばれてしまうケースが少なくないからです。

これは恋人関係としてはとても不自然で、アンフェアな状態です。

心理的な側面から分析すると・・・・・(続く)

(この続きはモテたい心理と、失うことを怖れる心理②をお読みください。

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