恋愛:恋人同士の正しいケンカのしかた②

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そんなとき、彼らはいつもこう思っているはずです。

「なんであいつはあんなに怒っているんだろう???」

さて、ケンカというのは、どんなに仲が良くて、どんなに愛情深い恋人や夫婦の間にも起こりえます。

そして、ケンカすることによって、相手の考えや感じていることなどをより深く理解し、相手との関係をより深まっていくことも多いのです。

ですからもちろん、ケンカなんか、なるべくならしないほうがよいのですが、もししてしまったとしても、それで二人の関係がダメになるということは、あまり考えないほうがよいのです。

それはもう、はじめから二人の間で約束事として決めておいてよいと思いますよ。

そして、ケンカをしたときには、相手の言っていることを本当に理解して、わかりあう努力をして、言いたいことは全部お互いに言ってしまって、そのうえで、必ず仲直りする、ということを守るようにしてください。

できれば、その日のうちにわかりあうことがベストです。

もしかしたら、夕食後のケンカのあとで、話し合いが深夜にまでもつれ込むかもしれません。

もしかしたら、次の日の朝、目にクマができているかもしれません。

でも、それでも、あなたがたの関係がぎくしゃくしたまま、分かり合えない思いを抱きながら仕事にいくより、寝ないででも話し合って、ぶつかりあって、最後に許しあって、お互いにごめんね、といえたほうが、ずっと心が軽くなると思うのです。

ケンカというのは、自分の心が苦しいのに、苦しいことがわかってもらえないから起こるものです。

ですから、苦しいことをさらに苦しくして、苦しいままで二人の関係が冷たくなるのは、ほんとうに虚しいです。

だから、いつまでも執念深くケンカしたことを根に持つのではなく、ケンカの原因となったことをよく考え合って、理解しあって、そこからお互いに学び、これからのよりステキな関係につなげていくことをぜひ心にとめておいていただきたいと思うのです。

そして、いっぱい話し合ったうえで、お二人の気持ちや言いたいこと、不満、誤解、ストレス、愚痴、心の中にたまっているものを全部吐き出して、お互いがそれを受け止めた上で、どちらかが『ごめんね』、と言ったら、そこでケンカはおしまいにする、ということです。

ケンカは愛情を深めるためにするのであって、愛情をなくしていくためにすることではないのです。

だから、どちらかがごめんね、といったら、もうそれ以上、あなたたちがケンカを続ける理由なんか、ないはずですからね(*^。^*)

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