あがり症で、人と話ができない、という人、結構いますよね。
でも、あがり症だから、というのはいってみれば免罪符みたいなもので、基本的には、あがるときには、誰でもあがるんですよ。
たとえば歌手とか俳優とか、人前に出るのが仕事だという人でも、本番前なんかメチャメチャあがるし、ど緊張するらしいですよ。
もうガタガタブルブル、20年前の中古バイクみたいに、体中が震えるという人もいます。
要するに、あがり症というのは、べつに病気でもなんでもなくて、緊張してドキドキするだけの話でして、誰でも経験することです。
たとえば、お客さんに声をかけなければならない営業マンとか店員は、はじめは「いらっしゃいませ」を言うだけでもあがるそうです。
でも、だんだん人に慣れてきて、一生懸命やっているうちに、気がつくと自然に受け答えできるようになっています。
結局は、場数を踏んで、慣れることが一番の克服法ということですね。
また、あがり症と自覚している人は、自分をよく見せようとか、うまく話そうとか、気に入られようとしていることが多く、自分で自分の心にストレスをかけている状態になっています。
でも、それってとても損な話なんですよ。
だって、ストレスを感じているとき、あなたの顔の筋肉は硬直し、笑顔が消え、こわばって表情は固くなり、自分を良く見せたい、という気持ちとうらはらに、一番素敵なあなたからもっとも遠ざかっている姿を人に見せている、ということですよね。
それが彼と話せるチャンスが来てる時というときならなおさらです。
そんなもったいないこと、してるばあいじゃありませんよ、あなた。
もしあなたが、あがり症を克服したい、というなら、どうしても無理なら、たとえば気心の知れた友達に話の輪の中に入ってもらって、彼に話を振ってもらったりして、彼との会話に慣れていくという方法も効果的です。
仲の良い友達がそばにいれば、あがっていても心強いですからね。
でも、あくまで主役はあなたですからね。友達にお株を取られないようにしてくださいね。