意中の彼に振り向かせるには

彼にあなたのことを『素敵な人だなぁ』と思わせたいなら、まず、あなた自身が自分のことをそう思えることが大切です。

日本人は謙虚な態度が美徳とされているせいか、『あなたは自分のことを素敵だと思いますか?』と質問すると、たいていの人は、「う~ん、べつに・・・」とか、「いやぁ、あんまり……」と謙遜だか遠慮だかよくわからない返事をします。

実は内心は、『ホントはわたし、結構自分のこと好きだし、素敵かも……』と思っている人でも、人に対してそれをあからさまに言ってしまうと、ナルシストだとか、うぬぼれやさんと言われたり、自信過剰と思われたりしますから、つい返事を濁してしまうのでしょうね。

でも、あなたが「自分なんか素敵じゃないわ」とか、「自分に自信がない」とか「何のとりえもないし」なんていうことを、日頃から自分に対して言っていたりすると、それはあなた自身が持っている魅力や能力を殺してしまうことにもなりかねません。

人の口から出た言葉は、言霊(ことだま)といって、その言葉どおりのあなたに変えていく力があると言われています。

あなたが自分を否定することを言い続けていると、あなたはそういう人になっていってしまいますし、逆にあなたが自分を認め、評価して、自分を伸ばすことや素敵になることを言っていると、あなたの思考と行動はそのように矯正され、変わっていきます。

そういえば以前、ある有名な女性歌手がこんなことを言っていました

「私ははじめのころ、ステージに立つのがとても怖かったんです。

本当に自分の歌を聞いてくれる人がいるのか、と不安でたまりませんでした。

でも、歌が好きだという思いは誰にも負けないと思っていたから、まわりのスタッフや友人に、私は誰よりも歌が好きだし、誰よりもうまく歌えるわ、ということを自分から語るようにしました。

今思えば、すごい思い上がりですけどね(笑)

でも、まわりの人にそう言う事で、なんとか自分の勇気をしぼり出していたんです。

そうでなかったら、とても人前で歌うことなんてできませんでしたからね。

でも、そのおかげで、今では歌うことに自信がでてきて、本当にプロの歌手としての自覚がでてきました」

もしも彼女が不安にかられたとき、『私の歌なんかどうせだれも聞いてくれないわ』という言葉を自分自身に言っていたとしたら、彼女はプロとして成功することなどできなかったと思いますし、そもそも、あなたはそんなふうに言っている歌手の歌を、聞きたいとは思わないでしょう?

つまり、あなたが彼に素敵な人だと思われたいなら、彼にどう見られるか、ということの前に、まずは自分がどうなりたいのか、どんなふうに素敵になりたいのか、ということを、謙遜したり遠慮したりしないで、心から沸いてくる素直な思いを自分自身が受け止めることです。

そのために有効な方法として、『ブレインダンプ・メソッド』という手法があります。

これは自分の思考を整理して、あり方の指針を見つけたり、自分の行動を磨くうえでポピュラーな方法です。

具体的には、頭の中で考えるのではなく、それを紙に書き出して、紙の上で考える、ということをします。

それを紙の上に思いつく限り、連想ゲームみたいに、どんどん書き出していくんです。

せっかくなんで、ちょっとやってみましょうか。

まず、A4のコピー用紙を一枚と、ボールペンを1本用意してください。

思考を紙に書きだすための初めの質問を自分に投げかけます。

たとえば……

あなたが思う、あなた自身の魅力って、どんなところですか?

思いつかないときは、あなたが自分で好きだなぁ、と思えるところはどこですか?

あるいは、どんなことをしているときが、自分で輝いているときだと感じますか?

思いつくことはなんでもいいです。

考えているときに「あ、そういえば明日はごみの日だな」と思ったら、かまわずそれも書き出します

そして、あなたの脳がとにかくもう考えることはすべて吐き出して、もう何も思いつかないと思えるまで、頭に浮かぶ限りのことを書き出してください。

時間があるなら、ここを徹底的にやってください。

私は2時間くらいここに費やすことがあります。

さて。・・・・・・・・・・書き出しました? (続きはこちら)

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