恋人とすぐに別れてしまう人、長く付き合える人の違い(続き)

イラスト (前はこちら)

デートを何回したとか、何回エッチしたとか、そういうことだけでは、相手のことはまだ何もわかっていないといっていいのです。

また、あなたへの思いを彼が深めていくにも時間はかかります。

好きだという思いを、二人で育てていくこということが大切です。

『彼と5年交際して、結婚しました』というような、比較的長期の恋愛をしてご結婚された方の場合、交際中に他の相手に浮気してもどってきたり、一度別れて、しばらくしてまた付き合ったり、何かと波風を経験しているものです。

ひとりの恋人と長く付き合える人というのは、相手の本質をきちんと見ることができるので、相手の心が完全に離れてしまうとか、どうしても許せないような問題が起きない限り、決定的なトラブルにはなりにくいのです。

トラブルに負けない気迫で行くというのではなく、そういうときにも、別れたいという気持ちになるよりも、むしろその問題をなんとかして乗り越えていこうとする気持ちのほうが強い。

恋愛に潮時はありますか、という質問を受けたことがあります。

『そろそろ別の恋人が欲しいな』というような気持ちになって、なんとなく恋心が冷めていってしまう、なんてことは、彼には絶対にないです・・・・・・・・・・・とは言い切れません。

そういう意味で、彼があなたに対する愛情をなくしてしまっているのに、それが再び燃え上がるのを期待して待ち続ける、というのは、彼にとってむしろ負担になるだけだったりもします。

恋愛は、相手の存在が負担に思えるようになってしまったらダメです。

だから、微妙な距離感というのは、実は意外に大事だったりします。

近づきすぎると相手に求める部分が多くなりすぎてしまうし、離れすぎると相手の気持ちがわからなくなってしまいます。

彼にとっていつもそばにいる恋人でありつつも、彼が自由に動ける部分を残してあげて、あなたもまた、彼に合わせてしまうばかりではなく、自分の意思とか、自分のスタイルをしっかり守って、対等な視点でお互いをみていく、ということを忘れないようにしてください。

誰でも恋愛中は、相手は実際の自分よりも良いところを見せようとします。

でもそれは、映画でいえばクライマックスの見せ場だけを宣伝しているようなものです。

あなたに対して、優しいとか、気を使ってくれるとか、言うことを聞いてくれる、ということはひとつの要素ではあるけれど、彼という人を知る上ではせいぜい30%くらいでしかないのです。

あとの70%は、良いときばかりではなく、ケンカをしたり、意見や考えが合わなかったりしたときに、はじめて見えてくる部分であり、それでも彼のことを理解しようとしてこそ、どんなことにも負けない、息の長い恋愛ができるようになるものだとの思うのです。

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