ひとりにしてほしい、というのは、彼が精神的なチャージ時間を求めているということです。
あなたと一緒にいたくないとか、あなたと一緒にいると疲れてしまうとか、そういう意味ではないと思います。
男性は、どんなに愛する女性がそばにいたとしても、ひとりで考える時間や、逆に何も考えずに、ひとりでぼ~っとする時間が必要です。
女性はお友達とおしゃべりしたり、ショッピングすることでストレス発散ができますが、男性は逆に、黙って一人で過ごす時間のなかで精神的な安息を得たり、明日に向けての英気を養ったりすることがあるのです。
余談ですが、よく子育てをしている若いお父さんが、子育てをそっちのけでゲームや趣味に勤しんだりすることがありますが、それは日常生活の中で癒したいストレスが多々あることを意味します。
もちろん、だからといって、家庭をかえりみない趣味三昧は決して良いことではないのですが、逆にそれを取り上げてしまうと、他のことにまでやる気をなくし、ストレスだけを溜め込んでいることもあります。
さて、彼がひとりにしてくれないか、といっているとき、あなたは寂しい、悲しい、冷たくされた、という感情になると思います。
でも、それはもっと事務的に考えてよいのです。
たとえば、あなたがお化粧をしているとき、彼が向かいでじ~っと見つめていたら、どうですか?
多分、あっち行っててよ、と言うでしょう?
でも、あなたはそのとき、彼のことが嫌いですか?
彼も同じです。
彼がひとりになることを望んだら、しばらくの時間、そっとしておいてあげてください。
きっと、彼はあなたに感謝の気持ちを持って部屋から出てきて、いつもどおりに、やさしく接してくるはずですよ。