恋愛心理:美人はモテない、という本当の理由

よく、美人だと周りが敬遠するからモテない、という話を聞くことがあります。

でも、もしも自分の彼女にするなら、できれば美人の女性がいいな、と思っている男性が多いのも事実です。

美人のほうがいいけど、美人は敬遠されるという矛盾。

そういえば以前にやっていたテレビで、こんな場面がありました。

美人の店員とそうでない店員がふたり、コンビニの左右のレジに分かれて立ち、男性客が清算に来たときに、どちらのレジに向かうかを観察したのです。

すると、ほとんどの男性は、美人ではないほうの女性の前をあからさまに素通りしてでも、そのとなりの美人女性のレジに商品をもっていったのです。

どうせレジを打ってもらうなら、美人のほうがいい。

大多数の男性はそう思います。

男性は美人に惹かれる。これは間違いない。

でも、中にはごく少数ですが、あえて美人ではないほうのレジに行った男性もいました。

あとから彼にインタビューをしてみたところ、「美人の方は緊張してしまうので、こっちの人のほうが気がらくだから」というような返答をしていました。

これは心理学的にはとても的を得た返答であると思います。

男性の多くは、美人に惹かれます。しかし同時に、男性の多くは、美人の前だと緊張し、落ち着かない気持ちになります。

これは、ドキドキして上がってしまうことももちろんですが、「自分なんかとは釣り合いがとれていないのではないか」とか、「自分なんかと一緒にいてもつまらないのではないか」といった、自分を卑下するような心理状態になってしまうことがあるためです。

また、「どうせ自分なんか相手にされないから」とか、「こんなに綺麗な人なんだからもう彼氏がいるに決まってるよ」という、先入観を持つことによって、見込みのない相手としてシャットダウンし、あえて近づかないようにしてしまうのです。

とても綺麗な女性なのに、年頃になっても恋人がなかなかできなくて、ほかの友達が次々結婚していくなかで、結局彼女だけ最後まで独身でいた、などという話は、まわりの男性が彼女を敬遠してきたことよって起こる悲劇です。

そういうわけで、男性は美人には惹かれますが、美人すぎる女性は高嶺の花とみなされ、逆に敬遠されます。

また、あきらかに自分に不釣合いだと思う相手には、はじめから恋愛対象としてみようとしません。

それよりも、恋人として選ぶ女性は、気さくに話せるとか、親しみが持てるとか、一緒にいて疲れない、楽しい、ほっとするといった、内面的な部分を優先して付き合う傾向があるようです。

要するに、自分に見合った人しか選ばない、ということです。

そして、男性の多くは、美形であろうとなかろうと、自分の恋人となった女性の魅力的な表情やしぐさ、一瞬見せる色気などを見逃さずにいて、案外と「オレの彼女、美人だぜ」と言葉にせずとも内心は思ってくれていたりするものです。

 

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