愛を取り戻す浮気相談室13号 本当に私を愛してくれてますか?

今日はちょっと、夫婦の浮気に関して、お話したいと思います。

最近、お寄せ頂いたご相談の中に、こんな方がいらっしゃいました。

ご主人様が浮気をしていたことが判明して、本人はそれをあっさり認められたそうです。

そして、相手と別れることも約束してくれたのですが、ご主人様の口から、とてもショックなことを言われたそうです。

それは、家庭も、子どもも、もちろん妻も大事。でも、愛情というよりは、子どもの母親として大事に思う、という事だったのです。

ただ、浮気によって家庭を壊すつもりもないし、子どもとも一緒にいたいから、相手の女性とはもう別れる、と言っているそうです。

私はう~ん、と、考えてしまいました(^_^;)

浮気をしたことを認めていて、浮気相手と別れることも約束したということは、カタチとしては、「浮気が解決できた」ということになるわけですけど、一番大事なのは、夫婦間の中に信頼できる愛情関係があること、つまり、奥様への愛情が本当にあるのかどうか、だと思うのです。

浮気をしたことによって、奥様にどれだけ辛い思いをさせてきたか、苦しめ、悲しませてきたか、ということをご主人様自身が自覚して、奥様に対して本当に申し訳なかった、という心からの謝罪がまず初めになくてはならないと思うんです。

逆に言えば、愛情があるからこそ、そういう気持ちになるはずなわけで、浮気したこと自体よりも、家庭とか仕事とか、自分にとって失うものが大きいから、もう浮気はやめる、というのでは、まるで『割が合わないから』といわれているように思ってしまうんですよね。

これでは、いくら浮気が解決できても、奥様の心の安らぎは遠のくばかりです。

「この人は本当に私を愛してくれているのだろうか」という不安を持ちながら暮らす日々に、幸せの実感はありませんよね。

こうした夫婦の感覚のズレは、男と女の価値観の違いにも関係してくるようです。

あくまで一般的にですが、女性の場合、もしも本当に好きな人ができてしまって、浮気が本気になった場合、例えば、子どものことは譲れないけれども、他の事はもうどうでもいいから、その男性と一緒にいたい、その男性を選ぶ、という決断をします。

でも、男性の場合は、どちらかというと優柔不断です。

どちらも大事にしたいとか、どちらも失いたくないとか、今まで作ってきたもの(家庭、仕事、地位など)に固執して、それを守ることのほうが優先してしまうのです。

だた、いずれの場合にも言えることですが、浮気が発覚して離婚の話になったときは、その原因が夫側にあるとしても、妻側にあるとしても、決定権は、妻のほうにあります。

本気度が違いますからね。

離婚になるも、ならないも、結局、妻にかかっている、といって良いのです。

それが現実の問題になってきて、初めて自分の犯した過ちを悟り、あわてふためく男性も少なくないようです。

特に、浮気は男の甲斐性、くらいにしか思っていない旦那様には、逆に、一番失いたくないものを取り上げるくらいのお灸をすえることも、場合によっては必要なのかもしれませんね。

★☆★編集後記.。..。.。.。.。.。.。.。.。。.。.。.。.。。.。

朝起きてから、夜眠りにつくまで、いろんな場面で、人は迷ったり、ためらったりしますよね。

どちらかを選択しなくてはいけないとき、どちらを選択するか。

ずっと昔、私が小学生のときに読んだある本には、こんなふうに書かれていました。

行動の意思決定に迷ったときは、自分が損をするほうを選びなさい、と。

そうすれば、たいていの場合、それが正しいことになるはずだ、と。

そして、大人になってから読んだある本には、意思決定に迷ったら、自分がそれをして、誇りが持てるほうを選びなさい、と書かれていました。

人に自慢できるかどうか、とか、人がどう思うか、ではなく、自分自身に誇りが持てる行為であるかを、自分自身に問いなさい、ということが大切なんですよね。

発行者 ひとみ

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