もしかしたら、すべてを彼の望むままに合わせようとするあなたの思いを重く感じ、もっと奔放で軽い感じの女の子と浮気をしてしまうかもしれません。
浮気をしなくても、気持ちがあなたから離れていってしまう可能性だってあります。
彼のため、彼のためにと自分を偽ってしてきた行動が、実は、二人の関係を危うくしかねないのです。
これは恋愛に限ったことではないですが、我慢を長く続けていくと、不満がたまっていきます。
ストレスがどんどん心のゆとりや愉しむ気持ちを奪っていきます。
そしてそれは、どんなに隠そうとしても、表情や態度に出ます。
ときには言葉にもなります。
「こんなに愛しているのに、どうしてわたしのことをわかってくれないの!」
もちろん、ある程度の気遣いや、相手に合わせるという気持ちは、協調性という範囲において、大人の行動だと思います。
でもそれが、彼に嫌われたくないとか、彼に浮気をされたくない、という「恐れ」が先に立って過剰になってしまうと、感情の我慢、重圧を生み出し、ただ辛いだけの状態になってしまいます。
そして、本当に大切なものが何かということがわからなくなってしまうのです。
こうした犠牲の愛に走ってしまう女性は、自分に自信がないとか、過去のトラウマが影響しているといったケースもあります。
ときには、自分自身を客観的にみつめなおして、彼と私の関係の「ありかた」というものを、じっくりと考え見ることも必要ですね。
恋人や夫婦がいい関係を保っていくためには、愛しているゆえに自分を表す勇気を持つ、ということも大事なんです。
「嫌われないように○○をしなきゃ」という思いから抜け出して、「彼ともっと素敵な関係になりたい」という気持ちを正直に示して、いいたいことは、言える。ときには喧嘩もする。(喧嘩もコミュニケーションのひとつです)
そんなふうに、自分が、自分でいられると「彼に嫌われたら・・・・」という恐れから来る愛情ではなく、ほんとうに、心から、純粋に、彼を愛する自分がいるはずです
よくダンナ様の浮気が発覚して、その理由を奥様が問い詰めたら、「オレはずっと不満を我慢してきたんだっ!」と逆ギレされるケースがあるのですが、これは逆に、ダンナ様が奥様に合わせ続けて、そのストレスから浮気に走ったというものです。
もちろん、どんな理由であっても結婚後の浮気を許されることではないですけど、そうなる前に、どうしてもっとお二人が話し合ったり、理解しあおうとしなかったのかな、と、とても残念に思います。
素敵な関係は、どちらかが相手に合わせることだけでは育っていきませんものね。
★☆★編集後記.。..。.。.。.。.。.。.。.。。.。.。.。.。。.。
今日も最後までお読みくださって、ありがとうございます。
ここでお話した、「犠牲の愛」とは、キリスト教などでいわれている、 「犠牲愛」とは意味が異なります。
あくまで恋人や夫婦間において、相手のために自分の意思や感情を犠牲にして、 愛情を示そうとする行為を指していますので、誤解のないようにお願いします。
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■発行責任者 ひとみ