あなたがご主人と話をしているとき、それを聞いていた彼が途中で話をさえぎって「それで結局どうしたの?」とか「要するにどういうことなの?」と聞き返してくることってありませんか?
あるいは、「そういうときはこうすればいいんだよ」とか、「今度相手がそう言ったら、君はこう答えたらいいよ。そしたらそんな結果にはならないよ」みたいなことを言ったりすることはありませんか?
このとき、おそらく彼は、あなたの話をじっくり聞くことよりも、あなたがアドバイスを求めているという前提のもとで、その話の結論を一刻も早く把握して、さらに解決策を検索して、よきアドバイスをしてあげようと脳がフル回転しているはずです。
彼に限らず、男性の脳は『解決脳』と言われ、いわば計算ソフトのようなもので、問題に対して答えを導き出すことが当然であり、話を聞くこと=アドバイスを求められているという前提で解釈していることがあるのです。
でも、そんなご主人に対して、きっとあなたは「私はアドバイスが欲しいんじゃなくて、ただ話を聞いてくれて、気持ちを理解してほしいだけなのに」と思われるでしょうね。
でも、あなたがそう思っていることは、おそらく彼は気づいていません。
もちろん、あなたの話を途中でさえぎったとしても、決して悪気があるわけではないし、あなたの話を聞きたくないと思っているわけでもないのです。
ただ、彼にしてみれば、アドバイスをするための情報を獲得することが最優先になってしまって、まわりくどい話(失礼ながら、、、)につい痺れを切らして、急かしてしまったり、話の脱線を暗に修正しようとしているだけなんです。
でもそれも、良いアドバイスを与えることで、あなたの抱えている問題を解決してあげたいと思っているからですし、あなたの役に立ちたいと思えばこその姿です。
だから、もしあなたが、彼にただ話を聞いてほしくて、しかもアドバイスを求めているわけじゃないなら、次のように言ってあげてください。
「私はあなたに今日あったことを話したいのだけど、あなたは聞いてくれるだけでいいの。共感してもらえるだけで幸せなの。あなたがちゃんと話を聞いてくれることは、私にとってすごくうれしいことなのよ」
このように『私はこうしてくれたら幸せよ』といったことをわかりやすくご主人に伝えることは、いろいろな場面でとても効果があります。