妻が浮気をするとき:「私はあなたのお母さんじゃないのよ」
子供から「おかあさん」と呼ばれるのは当たり前だけど、夫からまで「おかあさん」と呼ばれてて、単に呼び方だけの問題ならともかく、実際におっきな子供がもう一人いるようなもので、とてもじゃないけど「私、あなたのママじゃないのよ」と言いたくなってしまう妻も少なくありません。
でも多くの夫は何の違和感もなく、自分の妻を「おかあさん」のようなものだと思っています。
妻に母親像を求める部分というのも、男性の願望としてあるみたいですし。
ただね、毎日食事の支度をして、掃除をして買い物に行き、夫が脱ぎ散らかしたシャツや靴下も拾って洗濯してるのに、それを当たり前のような顔されて、「オレの靴下どこよ?おかあさん?」なんて言われたら、そりゃプッツンきますよ。
「あ゛〜もうだめだ、この夫は」となれば、いきおい浮気されるリスクも高くなってしまうというものです。
「ママとしては見てくれるけど、女性として見てくれない」とか「夫以上に愛する人とめぐりあって、夫との間にはない『女性の自分』がいることを実感しています」という声は、実際かなり多く寄せられています。
ただ、だからといって、生々しく妻に『オンナ』を求めろとか、そういうことを言っているんじゃないんです。
たまでいいから、『女性として』扱ってあげてください、ってことなんです。
とは言っても、世の夫の大半は、自分のシャツが決まったところに入ってないと、もうどうしていいかわからない。
妻が毎朝着るものを出しておいてくれないと、どれを着てよいのやら、「それ、今日洗濯するからね」と言われないと、いつまで着てたらよいのやら。
もう一日だって、まともに生活なんてできなかったりします。
だからこそ、そういう奥さんを大事にして、ときには買い物につきあう、骨休みをしてもらう、ねぎらいの気持ちを込めてサービスするとか、そのくらいはやっといたほうがいいですよってことなんです。
おせっかいかもしれませんけど、そういう小さなところを、奥さんはしっかり見たり感じたりしているものです。