不倫の対処:妻に逆ギレさせないために
不倫を問いただすとき、威圧的な態度で責めるように言ったりするのは、『どうぞ逆ギレしてください』と言っているようなものです。
あるいは、妻の逆鱗に触れるような言葉をあえて言う(たいていの夫は、それがどういう言葉なのかを理解しているものです)など、火種を自分から作るのもNGです。
逆ギレは、キレるべきポイント、というのが本人なりにあるものです。
追及が厳しくなって言い訳が通用しないと思ったとき、責められている自分の立場を逆ギレすることで逆転したいとか、『やばい!このままじゃカレに迷惑がかかっちゃう』とか。
これはヒステリーとは違います。
女性が喧嘩のときにヒステリーを起こして半狂乱になって泣きわめくとかいうのは、自分の感情が臨界点を超えて、爆発している状態であり、これは意識的にやってることではありません。
例えて言えば、安全運転している車にわざと体当たりをしていちゃもんをつけてくる『当たり屋』みたいなものです。
ですから話をするときには、あくまで冷静かつソフトに、「君を責めているつもりはないんだよ。ただ冷静に話し合いをしたいだけなんだ」と感情をセーブしながら話をしていきます。
決して一気に問いただそうとせず、ひとつずつ、丁寧に話をするようにしてください。
そうすることで、『窮地に追い込まれている』とか『追及されている』と感じさせないようにして、逆ギレのポイントを作らせないようにもっていくわけです。
ただそれでも、妻は妻でどこかで逆ギレをかまして自分の立場を優位にしようと思っていたりしますから、どうしても避けきれない場合もあります。
そのため、心の受け止め方としては、逆ギレを恐れるのではなく、むしろ逆ギレされたときの言葉にこそ本音が出ることもあるんだ、と考え方を切り替えて、妻が逆ギレしているときに言い放った言葉を、ひとつひとつしっかり記憶しておくか、できたらボイスレコーダーで録音しておくことです。
実際、女性は感情の生き物ですから、いくら逆ギレがパフォーマンスだとしても、感情が高ぶってくれば、真実につながる言葉がたくさん出てきます。
そのうえで少し日にちをおいて、「逆ギレしてもしかたないから、俺は君と話をしたいだけだから、落ち着いて話し合いをしよう」とあらためて冷静に伝え、向き合っていくという流れになると思います。
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