妻が浮気するときの心理:子育てのとき、夫は「男性」ではない?


今まで夫に何の不満もなかったのに、どうして浮気するのかというと、それは非日常の刺激が欲しかったり、他の男性から求められて応じてしまうとか、いろいろ理由があるわけですけど、そもそも妻が夫を『男性』として見ていない、ということが根底にある場合も少なくありません。

特に子育てをしているとき、妻にとって夫は『同志』であり、生活していくうえでの協力者だと考えていく傾向があります。

これは自分でも無意識のうちに、夫をそういう位置づけで見てしまうんです。

同時に夫のほうも、妻に対して『女性』として扱うことを忘れていることが多いです。

で、子供が小さいときは、それでもいいのですが、ある程度子供か大きくなって手がかからなくなり、外に働きに出るようになったとき、妻の心情としては、「同志」はいるけど、「男」が不在の状態で、そとの刺激に身を投じることになります。

そんななかで、新しい職場などの未知の環境に身を置くようになり、夫以外の男性と接する機会が増えてくると、いつしか不在だった「男」のポジションに、意中の男性が入り込んでくる場合があります。

これはもちろん、不倫というにはまだまだ前の段階です。

軽く肩に手を置かれたり、ちょっとした物の受け渡しで手が触れ合う程度のことでも、まるで女子高生のようにドキドキしてしまったりするんです。

そして、そうした関係のなかで、女性として扱われることで相手に目覚める、相手から好意を伝えられ、求められたりすれば、よほど身の固い女性でないかぎり、自分が「女」であることに目覚めてしまうことも想像に難くありません。

愛されているという実感が、夫との生活のなかで感じる何倍、何十倍で押し寄せてくるのですから、その誘惑に抗うことは簡単ではないでしょう。

ではそうなってしまったら、もうどうしようもないのかというと、そんなことはありません。

確かに相手男性にときめいている状態というのは、頭の中は恋愛ホルモン出まくりの状態で、話し合いをしようとしても逆ギレされたり、まともな会話もできないようなときもありますが、そのような状態からでも、妻の心が夫のもとに戻ってくるケースは数多くありますので、あきらめずにご相談いただければと思います。