不倫している妻の目を醒まさせたい


男性の場合、妻の浮気で悩んでいても、なかなか人には相談しにくいものがあると思います。

そのため、どうしても自分ひとりで抱え込んでしまって、答えが見つからないままにいたずらに時間が過ぎてしまったり、気がついたら夫婦関係もおかしくなっていた、ということも少なくありません。

ご相談内容としては、以下のようなものがあります。

・妻が浮気していることは確実だが、話し合いが出来るだけの証拠がない。

・浮気相手が誰か知りたい。相手がどういうつもりなのか確かめたい。

・妻を問いただしたところ逆ギレ、開き直りをされてしまった。

・ヘタに追求したら、かえって相手のところに行ってしまいそうで不安を感じる。

・浮気を認めたうえで、別居や離婚を切り出されている。

・相手男性に慰謝料を請求して、離婚することを考えている。

私がご相談をお受けしていて強く感じることは、浮気されたとき、妻と話し合いをしたいとき、相手と別れさせたいとき、どんな点に注意しなければいけないか、どんな対応をしなければいけないかといった、基本的な情報がないままになんとかしようとして、結果的に状況を悪化させている方が大変多いということです。

たとえば妻と話し合いをしようとしたら、いきなり逆ギレ、開き直りをされてしまったという方については、多くの場合、夫は自分の目線で妻を見て、自分の論理の上で話をしようとしている傾向があります。

ですが、浮気は人の心が絡んでいる問題ですから、心を無視して理屈や倫理的な話だけでいくら話し合おうとしてもうまくいきません。

あなたが妻の浮気をやめさせたいなら、女性の心理や行動の傾向を知ること、これまでの夫婦関係はどうだったのかといったことを踏まえて、妻が何を考えているか、どういうつもりなのか、行動の裏にある思考を理解することがとても大切です。

そうしたマインドの動きというのは、あまり重要と思われない方もいますが、 実はものすごく大事です。

おなじ『浮気をやめさせる』にしても、その方法やタイミング、奥様との接し方などによって結果は大きく違ってきますし、強引に浮気相手と別れる約束をさせるよりも、奥様が本当に守るべきもの、大切にするべきものに気づいて、自分から相手男性性と別れる選択をするように仕向けていくほうが、奥様の心はしっかりとあなたのもとに戻ってきますよね。

あわせて、あなたが望む結果を明確にすることです。

あなたがこれからどうしたいのか、何を望んでいるのかがハッキリすれば、奥様に対してどういう行動をとるべきなのかが見えてきますし、浮気の進行をどう止めて、夫婦としてどう軌道修正していくかなど、解決に向かって、いろいろな手を打つことができるようになります。

ひとことで『浮気』『不倫』といっても、その中身はひとつひひとつすべて違います。

夫に不満があって、不倫の引き金になってしまったケースもありますし、単なる好奇心から『非日常』を楽しみたいだけ、といった女性も最近は増えてきています。

相手男性に本気になってしまって、後戻りできない状態の方がいることも事実ですし、相手男性に半ば騙されているような形で翻弄されてしまっているケースもあります。

ですから、一概に『浮気されたらこうすればいい』といったことはいえませんし、正しい対処方法を理解せずに一刀両断で相手を攻め立てることも、状況をますます悪化させるだけです。

そういうときには、相手の心理状態やタイミングなどを考慮することはもちろん、相手の出かたや言動に応じていくことであなたが望まれる結果につながっていく対処のしかたが必ずあります。