先日、ある方からのご相談で「主人と女性がくっついて、恋人同士のようにしか見えない写真を見つけました! 浮気の証拠として、これだけで問い詰めて大丈夫でしょうか?」とのご質問がありました。
その写真が、たとえばラブホテルの中だとか、キスしているとか、抱き合っているといったものならともかく、単に仲のよい感じて写っているとか、腕を組んで歩いている程度ですと、問い詰めたとしても、『酔っていてよく覚えてない。キャバ嬢だと思う』とか、『女友達とふざけて撮っただけ』など、言い逃れをされてしまう可能性が高いです。
でも、どうしてもその写真しかなくて、イチかバチかで問い詰めるしかないということでしたら、問い詰める前に、その写真をよく観察してください。
そして、写真に写っているご主人の服装、体型、髪の長さなどから推察して、それがどのくらい前に撮られたものか、季節はいつごろか、場所はどんなところかなどを推察してみてください。
そして、そのころと時期を同じくして、ご主人の行動に不審なことがなかったか、帰宅が異常に遅かったことはなかったか、新しい服や靴を欲しがったり、持ち物にこだわっていなかったかなど、あなたが思い当たるふしがないか、思い出しててください。
もしかしたら、ピンとくることがあるかもしれません。
また、アイフォンの場合は、位置情報サービスがオンになっていて、カメラが「使用中」となっていれば、撮影した時間と場所が表示されます。
こうした機能を利用して、ご主人の話に矛盾がないか確認することも有効な方法です。
ご主人と話をされるときには、あなたの感情を表に出さないようにして、なるべく静かに、淡々とした感じで問いただすようにしたほうがよいです。
そして、ご主人の表情、目の動きなどをよくチェックしてください。
言い訳する際に、表情がこわばったり、目が大きく見開かれたり、無意識に感情をカムフラージュしようとしたりします。
また、その写真について何か言い訳をしようとする以上、ご主人は必ず嘘を言うはずです。
写真からあなたが読み取った情報と、ご主人の言うことにズレがあったら、それは嘘である可能性が高いです。
たとえば、写真のなかで着ているシャツは今年の春に買ったものなのに、「それは去年の忘年会だよ」などと、とっさに言ったりするものです。
そのために、写真からの情報を得ておくことが必要なんです。
そして、嘘を言ってることが確信できたら、「もう嘘は言わないで。本当のことを話してほしい」と冷静に話をしていきます。
写真自体を見せて、浮気を認めさせるというよりも、言い逃れのためについた嘘を見抜いて、嘘がバレていると観念させることで、本当のことを話すようにもっていくこともひとつの方法です。