浮気をする妻の心理
ある主婦の方からこんなメールをいただきました。
『ウチの旦那は身の回りのことはなにもかも私にやらせて、自分はソファにどっかと座ってビールを飲んで、テレビを見ているだけ。
俺は金を稼いでるし、疲れているんだから、俺の金で生活しているお前が世話をするのは当たり前、といわんばかりです。
もちろん夫が働いてくれているからこそ、生活ができていることはわかっています。
だから、身のまわりの世話をするのが不満ということではないのです。
ただ、やって当たり前という態度を取られると、やっぱりカチンをきてしまいます。
パートとはいえ、私だった働いているし、疲れているのは私だって同じだし、家事はすべて私がやっています。
たまにでいいから、ほんの少しの感謝の言葉やおもいやりのある行動が欲しいと思うのは、そんなに傲慢なことでしょうか。
私は今、パート先で知り合った男性と不倫をしています。
彼は私が時おり作って持っていったお弁当を、『うれしい、ありがとう』と受け取り、『おいしい』と言って食べてくれます。
夫とのリアクションの違いに、同じ男性なのにどうしてここまで違うのかと思ってしまいます。
不倫はいけないことなのはわかっています。
でも、家に帰ったとき、夫のかわらない態度を見ては、結婚する相手を間違えたと思っています。
でも、愛しているのは夫のほうです。
結婚して20年以上になります。
孫ももうすぐ生まれます。
いまさら離婚など考えていません。
夫に、ほんの少しでいいから、愛情のある態度を見せて欲しいと思いながら、時々彼と会っています』
このメールには、浮気をする妻の本音が凝縮されていると私は思います。
浮気をする妻を一方的に責めるのではなく、妻が浮気を至った原因の一因が、自分にもあるかもしれないと振り返って見るのは、とても大事なことだと思うのです。
このケースでは、相手男性との不倫を終わらせて、3ヶ月ほどのご相談対応を通して、夫婦の向き合い方を改善していくためのアドバイスとご提案をさせていただきました。
もちろん今では、奥様は相手男性との不倫関係も終わらせて、ご主人もまた、奥様に対する感謝の気持ちを持つようになり、ご夫婦の幸せな毎日を取り戻していらっしゃいます。