妻の不倫:何を持って浮気解決とするか


ひとことで浮気解決と言っても、いったいどうなれば『浮気が解決した』状態といえるのでしょうか。

普通に考えれば、妻が浮気相手と別れて、夫のもとに戻ってきてくれたら浮気が解決したと言ってよさそうですが、これはなかなか一筋縄ではいかない一面があります。

まず、浮気をされた夫側の心情として、必ずしも妻が戻ってきてくれることを望んでいないケースもあります。

むしろ、相手男性に慰謝料を請求して、離婚することを選択肢とする男性も中にはいます。

ですから、何をもって浮気解決とするかは、人それぞれに求める結果が違ってくるわけです。

ただいずれにしても、『浮気が解決した状況』というのは、『問題の解決』と『悩みの解決』の両面がクリアになっていることが必要です。

たとえば、夫が妻の不倫を理由に離婚を決意して、相手男性にも慰謝料を請求するとします。

相手がすんなり払ってくれればよいですが、応じないようであれば、裁判によって相応額の支払いを求めることになりますね。

これは『問題』であって、『悩み』ではありません。

請求する夫の心に迷いはなく、どんな方法(手順)で、何をすればよいかわかっているので、あとはそれを実行して、望みどおりの結果がでれば、『問題解決』となります。

一方、悩みというのは、心の捉え方が大きく係わってきます。

たとえば、妻の浮気が原因で、夫婦関係に溝が生じてしまい、互いの気持ちが冷めて、一緒にいるだけでも苦痛を感じるようになってしまったとします。

そんな状態のなかでも、子どもへの影響などを考えると、離婚したほうがよいのか、我慢したほうがよいのか、自分自身でもわからない、どうすればいいのか答えが見つからないなかで答えを探し続けている……これが『悩み』です。

この悩みが続いている状態のなかで「浮気解決」はありえません。

悩んでいる状態というのは、霧の中をさまよっているようなものですから、たとえそこに道があったとしても、自分の居場所も見えませんし、どの方向に進めば良いのかもわかりません。

これからどう進めばいいのか、目指すべきところはどこなのか、浮気レスキューSOSは、その霧を晴らすお手伝いをいたします。