もう一度、幸せを取り戻すために②

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実は多くの方が迷い、悩み、葛藤するのが、こうした『今ある幸せを失うこと』に対する問題なのです。

それをあらかじめ十分に認識し、あなたが望む幸せとはどういうものなのかを、あなた自身がしっかりと明確にしておく必要があります。

そのためにも大事なのは、いったん倫理的な制約を取り払って、完全に自由で、なんでも好きなようにできると仮定したら、あなたはどうしたいのか、またどういう状態が幸せなのか、というところを考えてみるとよいです。

多くの方は、「本当はこれが理想だけど……」とか「これを望むのは現実的じゃないから」と初めから思考に制約をかけたり、考えにブレーキをかけてしまいます。

でも、それでは自分の本当の気持ちがかすんで見えなくなってしまいます。

なので、いったん、完全に自由な自分を想定して、自分の望みをあぶりだしてみてください。

すると、自分が本当に進みたい方向性見えてきます。

進む方向が見えてくれば、あとはさまざまな条件や状況を加味しながら実現できる可能性を考え、あなたの考えを現実的に肉付けしつつ、具体的な方法や時期、タイミングを整えていくという作業をしていけばよいのです。

今はまだ、あなたの心は揺れ動いていると思いますし、悩みの中で何の決断もくだせないかもしれません。

でも、人はときに悩みながら答えを探していくものです。

逆にいえば、答えを見つけていくために、悩むこと、迷うことも必要な時があるのです。

ましてあなたは、夫の浮気によって心が傷つき、弱っている状態です。

ですから、無理に今焦って答えを見つけようとするのではなく、心の不安定な状態がひとまず落ち着いて、少しずつ考える力や判断力が回復してきたら、ボチボチと自分の道を探していくというのでもよいと思います。

そうしないと、そもそも自分の中に『覚悟』ができませんし、あなたが予想もしなかった事態に遭遇して「こんなはずじゃなかった」と悔やんでも悔やみきれないような後悔をしてしまうことになるかもしれません。

そして、そのときに「やっぱりもとに戻したい」と思っても、もう手遅れになってしまっていることもあるのです。

だからこそ、あとで後悔しないためにも、自分の望む幸せをしっかりと想い描き、そのために必要な選択をする、ということが必要なんです。

 

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